合同会社バックアップ
Blog

ブログ

プッシュ通知の役割とは?事例と開封率のコツを解説

アプリで失敗しないためのポイント
2023.10.13
Contents
目次を非表示

    [2023/10/13更新]

    デジタルマーケティング施策として iOS/Android アプリを開発する際、プッシュ通知は顧客と接点を持つ役割として活用されております。 このブログでは、プッシュ通知の配信種類や効果、開発時における注意点などをまとめてみました。

    1. iOS/Android アプリのプッシュ通知の役割

    プッシュ通知は顧客が企業のことを意識するようになるために非常に重要な役割を果たしています。 プッシュ通知の配信方法を工夫することで、ユーザーをアプリに誘導することができます。 効果的なプッシュ通知の活用事例は、第2章でふれていきます。

    1-1. プッシュ通知のメリット・期待される効果とは

    アプリにプッシュ通知機能を導入することには、企業側と顧客側の両方にとって様々なメリットがあります。 以下にそれぞれの観点からのメリットとその効果を詳しく説明します。

    顧客に提供できるメリット

    • タイムリーな情報を得ることができる
      メールや紙のチラシ・DMと比較して、最新のキャンペーンやイベント、タイムセール情報を入手しやすくなります。 割引情報だけでなく、地震などの災害情報をリアルタイムで受信できるようなプッシュ通知は身を守るのに役立ちます。

    • リマインドを受け取ることができる
      例えば、購入を検討してお気に入りに登録していた商品に対し、「セール期間は明日までなのでお買い忘れのないように」や「限定クーポンを配信いたします」 などと、お得に購入できるメッセージを自動で受信できることは、顧客にとってのメリットになります。

    企業側が期待する効果

    プッシュ通知をユーザーに送信することで期待される効果としては、以下の2つが挙げられます。

    • ユーザーの定着率を高める
      定期的なプッシュ通知を受け取ることにより、ユーザーの定着率を高めて「休眠」やアンインストール回避につなげます。「休眠」というのは、アプリはインストールしているけれども全く利用していない、または利用頻度がとても低いユーザーのことを示します。休眠ユーザーがプッシュ通知を受け取ることにより、再利用からの定着を促す効果も期待できます。

    • アプリ内メッセージとの使い分けでアプリの魅力を伝える 「プッシュ通知」と「アプリ内メッセージ」をうまく使い分けることで、顧客との関係を良好に築いていくことができます。

      「アプリ内メッセージ」とは、顧客がアプリを起動中、特定の条件を満たした際に画像やメッセージ、ボタンなどが表示される仕組みです。 例えば、久しぶりに起動してくれたユーザーに対して「こんな新機能ができました」「今はこんなキャンペーンをやっているので、特設ページを作りました」といったメッセージを届けます。

    プッシュ通知を活用することでアプリ内メッセージをより多くの人に届け、プッシュ通知以上に多くの情報を伝えられるようになるので、双方の施策の効果が高まります。

    アプリ内メッセージングとは?プッシュ通知との役割の違い・活用法を正しく理解しよう
    iOS/Android アプリマーケティング施策の中心として考えられがちなものはプッシュ通知です。とはいえ、ネイティブアプリの強みはプッシュ通知だけではありません。今回はネイティブアプリの運用で意外に見落とされがちなアプリ内メッセージングについて、機能・メリット・事例などをまとめていきます。
    続きを読む

    1-2. プッシュ通知の種類

    一言で「プッシュ通知」と言っても、その種類は大きく分けて4種類に分類できます。

    • 全体配信

      アプリをDLしプッシュ通知の設定を許可しているユーザー全員に情報を配信します。

    • セグメントプッシュ

      アプリ内で登録した会員情報から「年齢」「性別」「地域」「所属するグループ」「会員ランク」のようなセグメントに分けて情報発信を行うことが可能です。 また、CSVファイルから取り込んだ情報やMAツールと連携した情報など、行動履歴におけるセグメントに分けて配信を行う事も可能となります。

    • オートプッシュ

      「オートプッシュ」とは、アプリをDLしたユーザーに対して自動的にプッシュ通知ができる機能です。 オートプッシュ通知の一般的な例は、以下の4つです。

      例1)アクティビティのリマインダー
      アプリ内のお買い物カートに商品を残したままにした場合、購入を促すようにリマインダーメッセージを配信します。 また、お気に入りに追加していた商品が値下げされた場合、値下げの通知をします。このメッセージにより顧客へ購入を促します。

      例2)定期配信
      新機能やアップデートのリリースやなど、定期的にユーザーにお知らせをしたい内容を通知します。

      例3)会員情報に紐づくメッセージ
      誕生日など、会員情報を元に条件を満たした瞬間にメッセージを送信します。

      例4)予約注文確認時のステータス
      ユーザーが予約や注文をした際、注文に対してのステータスを自動で通知します。

      メッセージの内容としては「予約を承りました」・「ただいま配送中です」・「配送完了いたしました」などがよく利用されます。
    • ジオプッシュ

      地理的位置情報(ジオロケーション)を活用し、特定の場所にいるユーザーに対してプッシュ通知を送信します。 例えば実店舗へ誘導したい場合、アプリユーザーが指定の実店舗へ近づいた際にその店舗で利用できる限定クーポンやセール情報を配信します。 ただし、この機能はユーザーがアプリ利用時に位置情報をオンにしている必要があります。

    1-3. プッシュ通知の送信方法

    プッシュ通知を送信する際には送信方法が2種類あります。

    • リモートプッシュ通知

      「リモートプッシュ通知」とは、インターネットに接続した場合のみスマートフォンのロック画面やステータスバーなどにメッセージが表示されます。 代表的な活用例は、SNSおよびコミュニケーションアプリのメッセージの受信通知や、ショッピングアプリのセール情報の通知などです。 リアルタイムでユーザーに情報を届ける手段として活用されております。

    • ローカルプッシュ通知

      「ローカルプッシュ通知」とは、スマートフォンをインターネットに接続していない環境でもロック画面やステータスバーなどにメッセージが表示されます。 代表的な活用例は、カレンダーやタスク管理アプリなどのリマインドメッセージです。

    上記2種類のプッシュ通知の違いは、外部サーバーを介しているかがポイントとなります。 外部サーバーを介しているのが「リモートプッシュ通知」で、モバイル内で設定した情報やGPSから取得した情報に基づいて送信されるものが「ローカルプッシュ通知」です。

    2. 効果的なプッシュ通知の活用事例

    プッシュ通知はユーザーの興味を引きつけ、継続的な顧客との関係を維持することに役立ちます。 では、実際にどのように活用されているのか事例をご紹介します。

    ウェルカムプッシュ

    ユーザーがアプリをDLした後、一番最初に目にするのがウェルカムプッシュです。 オンボーディング(チュートリアル)中にプッシュ通知の許可設定の同意をしてもらうことで、プッシュ通知を送信することができます。 アプリ内で商品を販売している場合、初期設定を完了した後に割引クーポンの通知をすることで商品購入の機会を設けることが可能となります。

    特定の店舗やジャンルをフォローした人にのみ配信

    アプリからチェーン展開している飲食店や衣料品店などのお気に入り店舗を登録した場合、登録店舗限定の情報を配信できます。 スポーツの速報や動画の配信アプリでは、好きなチームを選択してもらうことで、チケット販売の予定連絡や関連イベントを送信でき、顧客の知りたい情報をリアルタイムで届けることが可能です。

    誕生日の人に自動でクーポン配信するプッシュ

    プッシュ通知で誕生日クーポンを配信する場合は、アプリDL時に誕生日を入力してもらう必要があります。 「誕生日」は、アプリの利用年齢層などを割り出す際に利用できるデータなので、アプリの会員登録に「誕生日」の入力項目を設けるとよいでしょう。

    また、誕生日クーポンを配信するタイミングも非常に重要です。 例えば、予約が必要な美容室の場合、月初に誕生日クーポンを送信してしまっては即時予約が取りづらい場合があります。 これは、顧客と企業にとってもマイナスとなります。 よって、誕生日月の前月に誕生日クーポンを配布し、誕生月に利用できるようにする。 等という工夫が必要です。

    ECのお気に入り商品のセールの値引き

    購入予定または検討している商品をお気に入りに設定した場合、セール情報の予告を通知することが可能です。 「在庫がなくなる前に購入しよう!」や、「限定クーポン配布量が残りがわずかとなります」などという切迫感のあるメッセージを送信することで、 ユーザーの「今のうちに買わないと売り切れてしまう」、「限定クーポンが使えるうちに購入したほうがいいかも」という感情を誘発し購入を促します。

    ECサイトのカゴ落ちプッシュ

    お買い物カートに商品を入れたままの状態で放置されるのを防ぐために活用されるプッシュ通知です。 しばらく起動していないユーザーグループに対して「お買い物カートに商品が残っております」というメッセージを配信したり、セール開始のタイミングで 「今ならお買い物カートに残っている商品がお安くなります」などというメッセージを配信することで再び顧客に商品購入を検討する機会を与えることができます。

    会員リストをCSVから取り込んでプッシュ

    CSVから会員リスト(例えば、年齢・性別・地域・所属するグループ・会員ランク)を取り込み、リストの項目ごと、または項目を何個か組み合わせたセグメントごとに配信可能です。 例えば、化粧品販売などのアプリユーザーの場合、年齢と会員ランクをCSVの会員リストから取り込み、「ハイランクの会員且つ、高年齢層向けの化粧品」をおススメするプッシュ通知を送ることもできます。

    フードデリバリーの配送ステータス通知

    商品注文が完了後、配達されるステータスをプッシュ通知で送信します。 ステータスの種類としては、「注文を受け付けました」、「配達準備中」、「配達完了」が一般的です。

    3. プッシュ通知ごとの開封率を上げるマーケティング施策とは

    海外ではどのようなマーケティング施策が展開されているかをスマートフォンやウェブサイト向けのプッシュ通知サービスを提供するPushwoosh に加え、OneSignal の調査を元にを下記にまとめていきます。

    参考リンク
    How to Increase Push Notifications CTR with Benchmarks 2023(Pushwoosh 2023年のブログ)
    State of Customer Messaging 2022 REPORT(OneSignal 2022年のレポート)

    3-1. プッシュ通知の許諾率と開封率の平均値はどれくらい?

    ユーザーがプッシュ通知を許諾する割合は、ジャンルにも左右されますが 40% 前後が相場になります。

    そこからのプッシュ通知ごとの開封率は、海外サービスのデータですが、Pushwoosh の調査では 1〜5% となっています。

    配信の精度や内容・ジャンルなどに大きく左右される上、Pushwoosh も「CTR をどう計測するかで開封率の相場や正確性は変わる」ことを指摘しています。

    ですので、投稿ごとの開封率を細かく考えすぎるよりは、「iOS/Android 事業はアクティブユーザーの数が成果に直結する」という前提で、プッシュ通知をユーザー定着のための施策の一つとして考えましょう。

    一般的な iOS/Android アプリユーザーのアクティブ率(DAU/MAU 比率)は 10%~20% 程度が相場といわれています。プッシュ通知を効果的に行うことで、アクティブ率を 30% 以上に引き上げられるかどうか が役割を果たしているかを計測する一つの目安といえます。

    「それ、事業として成立しますか?」アプリ事業の計画で重要な“ビジネスモデル”と“売上・利益の出し方”
    アプリ事業は初期費用+ランニングコストに加え、運用の手間もかかるため、事業計画書を書く段階でしっかりと準備しておくことが重要です。そこで、今回は Web サイトのアプリ化というよりは事業としてのネイティブアプリ開発を想定し、最初に整理すべきポイントをご紹介します。
    続きを読む

    3-2. 「取引メッセージ」と「マーケティングメッセージ」

    OneSignal の利用企業では、顧客がとったアクションに対するリマインドやお知らせの通知と、顧客を喜ばせたり興味を持ってもらうためのプッシュ通知がバランスよく活用されていたそうです。

    取引メッセージ(顧客個人に紐づく)では

    • お気に入り登録したアイテムがセールになっていることを通知
    • 商品の発送・などを通知
    • イベントや申し込みの締め切りをリマインド

    マーケティングメッセージ(セグメントに基づく)では

    • 顧客の興味・関心に応じてニュースを配信
    • 一定の年間購買額以上の優良顧客にのみ限定でお知らせを配信
    • 位置情報を活用し、店舗/施設から一定の距離にいるユーザーのみ配信
    • 顧客に登録してもらった誕生日の当日に自動で特別クーポンを配信

    などのパターンがあります。 新しいお知らせやコンテンツがなければプッシュ通知ができないわけではないので、顧客にアプリを使い続けてもらうためにさまざまな活用方法を考えていきましょう。

    3-3. 絵文字・画像およびリッチプッシュの活用

    「リッチプッシュ」とは、絵文字や画像、デザイン要素を加えて送信できるプッシュ通知です。 「リッチプッシュ」と「アプリのアイコン+テキストのみ」を比較すると、リッチプッシュの方が伝えたい情報や商品に顧客の視点が集まりやすくなります。

    Pushwoosh の調査では句読点の代わりに絵文字を使うことでプッシュ通知の開封率が 15〜40% 向上、OneSignal の調査では画像を添付してデザインされたプッシュ通知はその後のエンゲージメントが 17% 向上したと書かれています。

    このような工夫は LINE@ など他のプラットフォームとも共通していますが、アプリでは特にソーシャル・医療・住まい/インテリアなど、ジャンルによって効果が高いケースもあるようです。

    ※リッチプッシュを配信するには、フルスクラッチ開発であれば事前に仕様を決め、パッケージを利用する場合は提供企業に問い合わせる必要があります

    3-4. プッシュ通知の最適な頻度

    最も多い失敗事例は「顧客にとって関係ないプッシュ通知を」「1日に何度も配信してしまう」というパターンです。 Pushwoosh(※米国)のデータでは、一般的なアプリのプッシュ通知の頻度は「メディアやゲームは週に 30 回、それ以外は 10 回程度」とされています。

    企業の動向としては、下記の記事のグラフが参考になります。
    参考:What 671 million push notifications say about how people spend their day

    企業は夕方に多く プッシュ通知を送る一方で、ユーザーは少し遅れた夜の時間に開封することが多くなっています。 午前中は企業の送信数も低く、「朝・昼・晩の 3 回配信」という企業は少ないこともわかります。 顧客の目線では「企業からのプッシュ通知は適度に目を通したいが、すぐに開封するわけではない」ため、内容と量は顧客目線で考えることが重要です。

    3-5. 最初のアプリ内メッセージがその後のプッシュ通知開封率向上にも

    初めてアプリを起動したユーザーや、久しぶりに戻ってきてくれたユーザーに対するメッセージは特に重要です。 OneSignal の2021-22 年のレポートでは、アプリ内メッセージでプッシュ通知の事前許可を得る短いメッセージを1つ作成するだけでプッシュ通知の許諾率が50%アップすると書かれています。

    参考:2022 Customer Messaging Statistics, Trends and Insights

    再訪ユーザーに向けては、大きなアップデートで新機能が実装された際やユーザーの行動フロー(UI/UX)が変化した際に「こんなことができるようになりました」とポップアップで告知する使い方も一般的です。

    3-6. プッシュ通知の最適な時間帯・曜日とは

    では、具体的にプッシュ通知を何曜日の何時に通知すれば開封率が高いのでしょうか。

    AIRSHIPが全世界の消費者に対して行ったアンケート調査では、朝・昼・晩それぞれを希望する人の割合がほぼ同じとなり、時間帯で明確な差はないとされています。ただし、「週末や休日」を希望する人はやや少ないので、平日を中心に配信するほうが顧客には受け入れやすいといえます。

    参考:CONSUMER SURVEY “The Mobile Customer Imperative”

    そこで、「スマホを見てもらいやすい時間帯」という観点で、

    • 平日の社会人のランチタイム(12時から13時)を狙う
    • 平日の社会人の終業後(19時から23時)を狙う

    を中心に、配信時間帯を30分ごとに前倒しや後ろ倒しにして開封率のデータを収集しながら、ベストな時間を選定していきましょう。

    4. プッシュ通知導入で失敗しやすいポイント

    プッシュ通知を導入する際、以下のようなポイントに注意すべきです。

    • UI/UX の考慮
      アプリを初めて起動したユーザーに対して「このアプリではこんな情報を配信します」「プッシュ通知を受け取りますか?」と説明するUI/UX の設計が重要です。 初回起動時にこのようなUIを組み込まなかった場合、プッシュ通知の受信設定を後回しにされ、そのまま忘れてしまって通知が届かないユーザーが増えるケースが多いです。

      参考:1ヶ月半でプッシュ通知許諾率を17%から40%にあげた話(iOSDC Japan 2019)

    • 知識や経験のあるベンダーを選定する iOS/Android アプリを初めて構築する際は、許諾の取り方によって許諾率が大きく変わることもあるので知見のあるパートナー・ベンダーに協力してもらうことが効果的です。

      また、iOS/Android は毎年アップデートされるため、「プッシュ通知が届かない」という不具合が発生するリスクにも注意しましょう。 プッシュ通知の不具合は事前に 100 % 防ぐこと・対処することが難しいものです。発生時点で開発企業がどれだけ早く検証・対応できるかが鍵となるため、「とにかくコストを抑えて自社アプリからお知らせを配信したい」という考えにはリスクも残ります。

    • 適切なタイミングでユーザーにとって必要なメッセージを届ける必要がある ユーザーの関心が薄く関連性のないプッシュ通知を早朝や深夜に何件も通知したとします。そういったアプローチをしてしまうと最悪の場合、アプリがアンインストールされてしまうこともあります。 プッシュ通知を送るタイミングや内容は人間関係を築くことと似ており、過度なセールスは控えてユーザーが喜ぶ内容と開封してもらえる時間帯に送信しましょう。

    5. プッシュ通知にはLINE/ノーコードツール/専用サービスなど、最適なサービス選びも重要

    顧客のスマートフォンにプッシュ通知を配信し、継続的に接点を持つことができるのは企業公式の iOS/Android アプリだけではありません。

    事業の規模によって最適なサービスも変わるので、自社のフェーズに応じて使い分けましょう。

    特徴 デメリット・リスク
    LINE ユーザーの心理的ハードルが低く、知名度が低い企業・サービスでも プッシュ通知を届けやすい 従量課金のため、小規模な事業では割安だが、成長するほど割高に
    格安サービスや
    ノーコード開発
    初期費用を抑えつつ自社のネイティブアプリからプッシュ通知を配信できる できることに制限が多く、CSV からグループを読み込んでの プッシュ通知など、自社に合わせたカスタマイズがしづらい
    専用サービスや
    スクラッチ開発
    条件付き自動配信、細かくセグメントを分けた配信、自社の DB からのグループ読み込みなど、やりたいことが実現しやすい アプリの初期構築や専用サービス導入のコストが高く、運用で利益を出しての投資回収が必須

    6. まとめ

    プッシュ通知を効果的に利用すれば、顧客との継続的な関係を築くことに役立ちます。 しかしながらその効果を発揮させるには、最適なタイミングでユーザーにとって有益な情報を伝える必要があります。

    • プッシュ通知を配信するユーザーを選定し、セグメント化してアプローチ方法に変化をもたせること
    • アプリ内メッセージ」でユーザーに親しみや使いやすさを感じてもらい、「プッシュ通知」で売り上げにつながるアクションを促すこと
    • 画像や絵文字などを利用した「リッチプッシュ」を用いて開封率アップを狙う
    • 許諾率は 30〜40% を目安に、アプリ・システムの品質を保つ

    プッシュ通知の開封率を高く維持し、事業の利益を高めるには、開発者のスキルと運用担当者の気配りが重要です。

    BackAppでも本記事で紹介したようなプッシュ通知機能を搭載したiOS/Androidアプリ、LINEミニアプリが構築可能です。自社のパッケージを使ったノーコード開発で初期費用を抑えるプランなどお客様のニーズに応じて提案できますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

    お手頃価格で簡単に自社アプリを開発~運用するなら
    img
    • 「自社アプリを考えているが、初期投資を抑えてまずは試してみたい」
    • 「LINE からの PUSH 配信で顧客と継続的に接点は作れているが、費用対効果が見合わなくなってきた」
    • 「安すぎるシステムだと動作速度や拡張性などが不安」

    といったお悩みを抱えている企業様に向けて、ノーコードでアプリを開発するサービス「PASTA」を展開しています。