BackApp は少数精鋭の組織でありながら、ありがたいことに大規模な開発案件を依頼いただいています。多くのお客様との取引をする中で、コンプライアンスやセキュリティの意識は年々高まっています。
当社でも、現時点から組織的な開発・マネジメントを心がけることで、スケーラビリティのある組織文化を目指しています。
コンプライアンス・ポリシーについて
一般的に、コンプライアンスは「法令遵守」と訳されることが多いと思います。しかし、時代の進化によって事業や組織の在り方が多様化した現代では、法の整備が追い付いていない領域も少なくありません。「法的には問題ない」と言っても SNS で炎上し、企業ブランドを毀損するケースも生まれてきています。
今や、コンプライアンス・ポリシーは単に司法による罰を回避するものではなく、企業価値を高め、維持していくためのものになりつつあります。法律違反およびブランドの毀損が起こりづらい組織をつくり、成長・拡大とともに文化として成熟させていくことが、経営に求められると考えています。
1. 取引の健全性
- 独占禁止法・下請法などの法律および現代社会の規範を理解し、公正な取引を行います
- 同業者とは健全な競争を行い、取引先とは公正な関係を構築します
- 暴力団や総会屋などの反社会的勢力とは取引を行いません
2. 情報の管理
- セキュリティに対する意識を高く持ち、情報の漏洩を防止します
- 業務を通じて取得した取引先の情報は厳重に管理します
- 個人情報の取り扱いを理解し、あらかじめ提示した目的以外には利用しません
3. モラルのある労働環境
- 労働関連の法律を遵守し、心身ともに健康・健全な組織を形成します
- 性別・年齢による雇用・教育機会および評価に差異を生まず、均一なマネジメントを行います
- 従業員および社外の協力者が最適なパフォーマンスを発揮できる環境を構築します
4. 権利の尊重
- 著作権(財産権・著作者人格権)について理解し、適正に扱います
- 他者の著作物の無断での転用などを行いません
- 取引先・協力会社との連携において新たな著作権が発生する場合、適切な契約を結びます
5. 情報の開示
- 適正な帳簿・会計記録を作成し、不正な記録・虚偽の報告を行いません
- 各種情報について、必要な時に開示できる状態を保ちます
セキュリティに関する取り組み
お客様からのご相談ではよく、「ブランドイメージを毀損することだけはないようにしたい」という声を伺います。iOS/Android アプリとしての基本的な UI/UX・サーバー構築ができていなければ、リリース直後にレビューの評価が急落しますし、セキュリティホールが発覚した際はサービス停止もありえます。
代表をはじめとする BackApp の開発メンバーは、個人や他企業でのアプリ開発も多く経験してきました。iOS/Android の経験豊富なメンバーに加え、副業メンバーも多くコミットしているため、知識・技術がガラパゴス化せず、社外の知見を活用するサイクルができあがっています。