プッシュ通知は、ユーザーに行動を促し、サービスへの再訪や購入を後押しする大切なコミュニケーション手段です。しかし「なかなか開封されない」「配信のタイミングや内容に迷う」といった課題を感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、一つ工夫をするだけで大きな成果を得ることも可能です。例えば、プッシュ通知に絵文字を利用することで、 CTR (クリック率)が 約 13 % アップするというデータがでています。
出典:Emojis in push notifications: How to use them in 2025
本記事では、海外の調査データをもとに、下記のトピックでプッシュ通知の開封率や成果を高めるためのヒントを詳しく解説します。
- 許諾率や開封率の平均値・業界ごとの相場
- 具体的な運用方法 (最適な曜日・時間帯や文字数)
- 成功している先行事例 (飲食や教育、ファッションなど様々な業界)
スマホのプッシュ通知とは?効果やメリットなどの入門知識は下記の記事にて詳しく解説していますので、これからアプリ事業を始める際や検討している際は、ぜひあわせてご一読ください。
参考記事:スマホのプッシュ通知とは?効果・メリットと注意点を紹介
1. プッシュ通知とは
プッシュ通知とは、iPhone や Android のスマートフォンやタブレットに自社アプリをダウンロードしてくれたユーザーに対して、企業側が任意のタイミングで直接メッセージを配信できる機能です。アプリを開いていない状態でも情報を届けられるため、ユーザーとの接点を継続的に保てる点が大きなメリットです。
一方で、効果的な配信には、どのユーザー層に届けるか(ユーザー属性)、いつ配信するか(配信タイミング)、メッセージの文字数や内容など、細やかな設計が重要です。
なお、プッシュ通知に関する基本的な知識については、下記記事にてまとめておりますので、ご一読いただけますと幸いです。
- 「ポップアップメッセージ(アプリ内メッセージ)」とプッシュ通知の違い
- 「セグメントプッシュ」など、プッシュ通知の種類
- ネット接続状況やプラットフォーム(iOS / Android)による通知仕様の違い
- プッシュ通知のメリット、デメリット
参考記事:スマホのプッシュ通知とは?効果・メリットと注意点を紹介
2. iOS/Androidアプリのプッシュ通知の許諾率・開封率の相場
プッシュ通知の最終的な目的は、配信したメッセージから何らかのコンバージョン(成果)を得ることです。そのためには、まずプッシュ通知の「許諾率」と、「開封率」に注目することが重要です。これらの相場を把握することで、通知戦略の目標を立てやすくなります。
2-1. プッシュ配信・許諾率の平均水準
Onesignal の 「The 2024 State of Customer Engagement Report」によると、 iOS/Android アプリの平均許諾率は以下と示されています。
- iOS プッシュ通知の平均許諾率: 61%
- Android プッシュ通知の平均許諾率: 73%
出典:The 2024 State of Customer Engagement Report
許諾率は、プッシュ通知によって最新の情報を多くの人に届ける以上に重要な意味を持ちます。
- プッシュ通知を許諾している顧客は、許諾していない顧客と比較して、 13 % 多く購入している(AIRSHIP)
- プッシュ通知を許諾している顧客は、許諾していない顧客と比較してアプリへのエンゲージメントが 4 倍高く、継続する可能性も 2 倍高くなる (Pushwoosh)
と、日頃からプッシュ通知に触れることで継続利用やアプリ経由の売上につながるというデータがあるからです。
アプリのジャンルや顧客層によって上記の平均値より下がる場合もありますが、開封率だけでなく許諾率もチェックすることをおすすめします。
出典:
- Mobile App Push Notification Benchmarks for 2025
- 13 Best Practices to Increase Your Push Notification Opt-In Rate
2-2. 開封率の平均値は業界・ジャンルによって異なり、さらに運用で差が広がる
プッシュ通知を許可するユーザーの割合は、アプリのジャンルによって異なります。そして当然ながら、開封率やCTR(クリック率)も同様にジャンルや運用方法の影響を大きく受けます。
Pushwoosh・AISHIP・Batch など複数社の調査データをまとめると、2025 年時点でのプッシュ通知の CTR (クリック率) は約 2~4 % 程度が相場といえます。
ソースごとの差や業界による差も大きく、近年では「旅行・レジャー」などのアプリでは CTR の相場が高くなっています。また、医療系も平均的にやや高い傾向にあるようです。
なお、プッシュ通知の開封率・CTR に影響を与える要因としては、以下の 6 つが挙げられています。
- 業界(ジャンルの特性)
- 配信時間と曜日
- 通知内容 (タイトル、文字数、アイコン、絵文字の使用など)
- 顧客の属性・グループに合わせたセグメント配信をしているか
出典:How to Increase Push Notifications CTR
また、ユーザーは自分に関係なさそうな通知が大量に送られると迷惑に感じるというようなデータもあり、効果的な通知運用には慎重なアプローチが求められます。いかにユーザーが「興味がある」「自分にメリットがある」「メッセージを閲覧する時間がある」というポイントを踏まえて、プッシュ配信するかがポイントになってきます。
3.プッシュ通知の開封率を相場以上にアップ・維持させるには?
プッシュ通知の効果を最大化するには、「誰に」「いつ」「どんな内容を」配信するかを工夫することが重要です。プッシュ配信の精度を高めるために、運用について知っておいた方が良いデータと、コツを 6 つご紹介します。
3-1. 配信するユーザーを分ける
Airship の調査によると、アプリユーザーをタイプや行動傾向ごとに分類し、適切なターゲット層に向けてプッシュ配信することで、開封率が平均 37 % 向上すると報告されています。
さらに、通知の内容をターゲットごとに最適化することで、プッシュ通知経由の購入率が 91 % 向上することも明らかになっています。
出典:Mobile App Push Notification Benchmarks for 2025
ターゲット層を明確にするためには、ユーザー情報の収集が欠かせません。具体的には、以下のような方法が有効です。
- オンボーディング(チュートリアル)時に好みや興味関心のある事項を選択してもらう
- 会員登録フォームをカスタマイズして、欲しい情報を必須項目にする
- アンケート機能を活用
3-2. 自社のプッシュ通知に最適な時間帯・曜日を見つける
プッシュ通知は、「何曜日の何時頃」に送るのが最も効果的なのでしょうか。
AIRSHIP が全世界の消費者に対して行ったアンケート調査では、朝・昼・晩それぞれを希望する人の割合がほぼ同じとなり、時間帯で明確な差はないとされています。 ただし、「週末や休日」を希望する人はやや少ないので、平日を中心に配信するほうが顧客には受け入れやすいといえます。
参考:CONSUMER SURVEY “The Mobile Customer Imperative
もちろん、アプリのジャンルによっても最適な時間帯は変わります。メディアアプリであれば新着コンテンツを通勤電車の中やランチタイムで見たいユーザーが多く、EC アプリの場合は、夕方や週末に「ゆっくり商品を比較・検討する時間」をとるユーザーが多い傾向があります。一方、近年 DX 推進の一環として導入が進んでいる「社内向け従業員アプリ」では、勤務時間中に利用シーンが集中するため、朝礼前や始業前後など、社内活動に合わせた配信タイミングが有効です。
配信タイミングは大きく分けて
- 平日の社会人のランチタイム(12 時から 13 時)や終業後(19 時から 23 時)など、スマホを触るタイミングを狙う
- 15 時・18 時など、
の 2 パターンがあり、業種やユーザー層によって効果は異なります。まずは定石の時間帯を中心に、30 分ごとに前倒しや後ろ倒しにして開封率やプッシュ通知経由の行動ログデータを収集しながら、ベストな時間を選定していきましょう。
では、プッシュ通知の効果が高まる「曜日」についてはどうでしょうか。Pushwoosh の小売・EC アプリを対象にした調査では、月曜日に最も高い CTR (クリック率)を獲得しているとのことです。
出典:How to Increase Push Notifications CTR
この背景として、週末のうちにパソコンなどで欲しい商品を調べ、カートに入れたまま購入を迷っている人が多く、月曜日の朝、通勤時間帯に企業から届くプッシュ通知が最後のひと押しとなり、購入に結びつくケースが考えられます。
もちろん、アプリのジャンルによってこのような仮説は変わります。時間帯と同様に、自社のユーザー層を理解した上で、CTR や購入率向上につながる最適なタイミングを模索していきましょう。
3-3. 絵文字・画像およびリッチプッシュの活用
「リッチプッシュ」とは、絵文字や画像、デザイン要素を加えて送信できるプッシュ通知です。「リッチプッシュ」と「アプリのアイコン+テキストのみ」を比較すると、リッチプッシュの方が伝えたい情報や商品に顧客の視点が集まりやすくなります。
Pushwoosh の調査によると、小売・EC アプリではプッシュ通知の本文内に絵文字を使用した場合の開封率が圧倒的に高く、約 11% に達するとのことです(平均は 1~3%)。
出典:Top mobile segmentation criteria for customer engagement: 2025 data study
さらに、 AIRSHIP の調査でも、リッチプッシュを活用すると、ダイレクトオープン率が 平均 22 %向上すると言われています。
ダイレクトオープン率とは
1 か月間に送信されたプッシュ通知のうち、アプリの起動を直接促した割合を指します。
出典:Mobile App Push Notification Benchmarks for 2025
※リッチプッシュを配信するには、フルスクラッチ開発であれば事前に仕様を決め、パッケージを利用する場合は提供企業に問い合わせる必要があります
3-4.最適なプッシュ配信の文字数とは?
OneSignal によると、
- プッシュ通知のタイトルは 10~20 文字の範囲の場合、最も高いエンゲージメント率になる
- 30 文字を超えるとエンゲージメントが下がる
- プッシュ通知の本文が 100 文字未満の場合、300 文字以上のメッセージよりも 11 倍クリックされやすい
- プッシュ通知のタイトルに絵文字をいれると、絵文字を使用していない場合と比較した際にクリック率が 33.3 % も高くなる
※英語を用いている海外の調査データなので、全角文字などが多く含まれる日本語に置き換えると数値が 1/2~2/3 くらいのボリュームになることにご注意ください。
まとめると、
- タイトルは 30 文字以内(日本語で 15~20 字以下)
- 文面は、100 文字未満(日本語で 50~70 字程度)
といった文字数が最もエンゲージメントが高くなるようです。
出典:The 2024 State of Customer Engagement Report
3-5. アプリ内メッセージが許諾率・開封率どちらにも効果あり
初めてアプリを起動したユーザーや、久しぶりに戻ってきてくれたユーザーに対するメッセージは特に重要です。 OneSignal の 2021-22 年のレポートでは、アプリ内メッセージで「プッシュ通知を ON にしていただくと、こんなメリットがあります」という事前許可を得る短いメッセージを 1 つ作成するだけで、プッシュ通知の許諾率が 50 % アップすると書かれています。
参考:2022 Customer Messaging Statistics, Trends and Insights
再訪ユーザーに向けては、大きなアップデートで新機能が実装された際やユーザーの行動フロー(UI/UX)が変化した際に「こんなことができるようになりました」とポップアップで告知する使い方も一般的です。
参考:アプリ内メッセージとは?プッシュ通知との役割の違いと使い方の事例・ポイント
初回のインストール時、チュートリアル(オンボーディング)完了時にプッシュ通知の許諾が得られなかった場合でも、Airship の調査では、「アプリ内メッセージ」を活用することで許諾率が 平均 14 % 向上すると示されています。
出典:Mobile App Push Notification Benchmarks for 2025
3-6. 意外に?プッシュ通知はEメールとの組み合わせも有効
複数のチャネルを組み合わせることで、アプリの維持率とリテンション率に大きく影響してきます。最も人気のあるチャネルの組み合わせは、 Onesignal によると、「プッシュ通知」と「メール」の組み合わせでした。また、アプリのマーケティング戦略において、メールを活用しているアプリは、インストールから購入に至る CVR (コンバージョン) 率が最も高いとも報告されています。
出典:The 2024 State of Customer Engagement Report
4. 効果的なプッシュ通知の活用事例・参考になるアプリ
4-1. 位置情報とプッシュ通知を活用し、ブランド認知を拡大させたバーガーキングの「Whopper Detour」キャンペーン
バーガーキングは、競合他社であるマクドナルドの来店客を自社へ引き寄せるために、革新的な位置情報×プッシュ通知マーケティングを活用した「Whopper Detour(ワッパー・デツアー)」キャンペーンを実施しました。
このキャンペーンは、バーガーキング公式アプリをインストールし、位置情報とプッシュ通知をオンにしているユーザーがマクドナルドの店舗付近(約 180 m 以内)へ近づくと、「クーポンがアンロックされました。おめでとうございます! 1 セント(日本円で約 1.5 円)で Whopper サンドを注文するための 1 時間があります」といった内容のプッシュ通知が届く仕組みです。
ユーザーは通知を受け取ると、すぐにマクドナルドから離れ、最寄りのバーガーキングへ足を運び、ほぼ無料に近い価格でワッパーサンドを購入することができました。「Whopper Detour」キャンペーンは、わずか 9 日間限定で実施されましたが、その成果は非常に大きなものとなりました。
プッシュ通知施策の効果
- モバイル注文率が 300 % 増加
- App Store ・Google Play ストアの両方で、アプリランキング 1 位を獲得
- 合計 600 万人以上のユーザーがアプリをダウンロード
短期間でありながら、バーガーキングはアプリユーザー数と注文数を爆発的に増加させることに成功しました。
出典:How Burger King swerved its way to 6MM loyal app users
4-2. 不快になりやすいプッシュ通知を逆手にとった Duolingo(デュオリンゴ)
5 億ダウンロード越え、App Store の教育部門で 1 位を取得しているデュオリンゴですが、新規顧客の獲得だけでなく、既存ユーザーの定着率向上に重点を置いた施策を展開しています。特に、連続学習日数が多いユーザーほど継続率が高いというデータに着目し、「ゲーミフィケーション」を活用してエンゲージメントを強化しました。
ゲーミフィケーションの一環としてのプッシュ通知ですが、毎日、勉強のリマインドを通知することで、ユーザーに習慣化を促し、継続率を向上させました。通知の内容にも工夫を凝らし、友人からのメッセージのような親しみやすい表現を用いたり、マスコットキャラクターの緑色のフクロウが「勉強を継続しないと悲しくなる、または老け込んでしまう」など、ユニークな点が特徴です。
プッシュ通知施策の効果
- 4 年間で CURR が 21 %増加
- DAU が 450 %増加
- 7 日以上連続利用する DAU の割合が約 3 倍に
- 1 日あたりの離脱率が 40 %以上削減
出典:Breaking Down Duolingo's Growth Model: How they Achieved 450% User Growth
CURR(Current User Retention Rate)とは
現在のユーザーが、どれだけの割合でアプリやサービスを使い続けているかを測定する指標。
DAU(Daily Active Users)とは
特定のサービスやアプリケーションを 1 日内にアクティブに使用したユーザー数を指します。
4-3. 抽選イベントをプッシュ配信する Nike (SNKRSアプリ)
Nike の SNKRS アプリでは、限定スニーカーを購入するための抽選方式として、以下の 3 つの方法が採用されています。Web でもエントリー可能ですが、アプリのプッシュ通知をオンにしているユーザーには、限定販売の案内がプッシュ通知で届く仕組みとなっています。
- FLOW 方式 一般的な「先着順方式」です。比較的、販売開始後に商品がすぐに売り切れることは少ないため、ユーザーが落ち着いて購入できる仕組みとなっています。
- LEO(限定販売)方式 2 分間の応募期間が設けられた抽選システムで、時間内に応募したユーザーからランダムで当選者が選ばれます。中価格帯のスニーカーに適用され、より限定的な販売となるため、 Nike 側も「招待されたユーザーのみが購入可能」という形で、会員に対して特別感を演出しています。
- DAN 方式 15 分間の応募期間が設定されている抽選システムです。当選者は完全にランダムに選ばれます。 LEO 方式と比べると、抽選参加可能時間が長く、高価格のスニーカーが販売されます。
これらの抽選システムを採用することにより、転売屋の複数購入を防ぐとともに、本物のスニーカーファンに購入のチャンスを提供することができました。さらに、ユーザーの心理に働きかける FOMO(Fear of Missing Out)効果を活用し、「商品を逃してしまうかもしれない」という不安感を煽ることで、商品の価値やブランド力を一層強化することに成功しています。
出典:How To Get Shoes On SNKRS 出典:Exclusive Access
4-4. リアルタイム情報を即時通知する Uber(配車アプリ)
Uber は、世界中で利用されている代表的な配車アプリです。その成功の背景には、単に「アプリでタクシーを呼べる便利さ」だけではなく、リアルタイム情報を即時に通知するコミュニケーション設計があります。
ユーザーが配車リクエストを送信すると、リクエスト確定からドライバーの決定までが即座に通知されます。さらに、ドライバーが到着するまでの現在地や残りの時間や、ドライバー情報、車種もリアルタイムで更新され、プッシュ通知で随時知らせてくれます。「配車の到着予定はあらかじめ知っておきたい」というユーザー心理に応えることが、プッシュ通知許諾につながる大きな要素となっています。
出典:22 Examples of Apps Using Live Activities to Enrich Their UX
4-5. アップセル購入をプッシュ配信する H&M
ファストファッションブランドとして世界的に展開する H&M は、過去の購入履歴を活用したパーソナライズド・プッシュ通知を導入し、追加購入を促進しています。例えば、アプリユーザーが H&M でジャケットを購入した後、次のようなプッシュ通知が送られます。
「新しいジャケット、気に入っていますか?このかわいいブーツと合わせれば、完璧なコーディネートになりますよ!今すぐチェックしてね。」
というように、購入したアイテムと相性の良い商品をレコメンドすることで、ユーザーに自然な形で追加購入を促す仕組みになっています。単なる販促メッセージではなく、スタイリングの提案を含めることで、ユーザーにとって価値のある情報として受け取られやすくなり、エンゲージメントの向上や売上増加につながる施策となっています。
出典:HPush Notification Marketing: A Simple Guide for Your Business
4-6. ライブショッピングイベント参加者に対し、後日、リッチプッシュで訴求する Zalando
Zalando は、ヨーロッパを代表するオンラインファッションプラットフォームで、女性、男性、子ども向けの幅広い商品を展開しています。公式アプリは、Android で 1,000 万回以上、iOS で 200 万回以上ダウンロードされており、高い人気を誇ります。また、持続可能なファッションなど環境問題への積極的な取り組みも、ブランドの大きな特徴となっています。
出典:How Zalando Reimagined Shopping to Provide Value-Based Experiences
Zalando は、ライブショッピングイベント終了後もアプリへの継続的な訪問を促すために、プッシュ通知を活用しています。
たとえば、上の画像にある通知では「右にスワイプして Fenty by Rihanna コレクションにアクセス」とユーザーに呼びかけています。
ライブショッピングイベントの参加者は Messenger を通じて 1 対 1 の対話ができ、その会話を通じてユーザーの好みや関心を把握可能です。その結果、イベント後に反響が大きかったブランドや商品の情報をピンポイントでプッシュ配信することにより、Z 世代への広告費用対効果を 3.2 倍にまで高めることに成功しています。
5. まとめ
プッシュ通知を効果的に活用するためには、ターゲット層の明確化や内容のパーソナライズ、送信タイミングの最適化が重要です。また、リッチプッシュや絵文字の活用、オムニチャネル戦略の組み合わせによって、開封率やクリック率をさらに向上させることが可能です。自社のアプリやマーケティング戦略に合った配信方法を取り入れることで、ユーザーとの接点を強化し、顧客と長期的な関係を築いていきましょう。
BackApp では、約 200 社の開発実績を元に、お手軽な価格で機能性・カスタム性を確保したアプリパッケージ「PASTA」を提供しています。 フルスクラッチ開発も手掛ける制作会社のため、アプリ構築パッケージサービスを手掛ける他社に比べて運用中に発生する「こんな機能が欲しい」「こんなデザインにしたい」「どんな施策を打てばいいかわからない」といった要望に柔軟にお応えできる点が強みとなっています。
初期費用を抑えて自社アプリを導入しつつ、社内のニーズに応じて柔軟な追加開発やサポートプランのご案内ができますので、新規開発やリニューアルをご検討の際はぜひ一度お気軽にご相談ください。

- 「自社アプリを考えているが、初期投資を抑えてまずは試してみたい」
- 「LINE からの PUSH 配信で顧客と継続的に接点は作れているが、費用対効果が見合わなくなってきた」
- 「安すぎるシステムだと動作速度や拡張性などが不安」
といったお悩みを抱えている企業様に向けて、ノーコードでアプリを開発するサービス「PASTA」を展開しています。