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メディアアプリ活用事例6選と、押さえておくべき機能・費用面でのポイント

アプリ活用事例
2022.12.20
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    キュレーションメディアやオウンドメディアの最盛期は過ぎましたが、依然として企業にとってメディアは顧客獲得・育成の有効な手段の一つです。

    顧客にメディアをもっと好きになってもらうための手段としてアプリ化は検討されますが、iOS/Androidアプリを作って運営するにはある程度のコストや人手が必要なので、大手企業以外ではまだ広く普及しているわけではありません。

    そこで本記事では、メディアアプリで提供できる価値および必要な機能、先行している企業の事例と、構築費用の相場やコストを抑えるポイントなどをまとめていきます。

    1. メディアアプリの種類と、提供するメリットおよび必須になる機能群

    1-1. 情報配信型アプリ(シンプル)の機能とメリット

    主な機能

    • WebView(Web サイトの記事の高速読み込み)
    • 会員登録/ログイン・ログアウト機能
    • 好きなジャンルの登録(おすすめ表示機能)
    • 記事のお気に入り登録
    • アプリ内課金(有料会員サブスクリプション)
    • セグメント別の PUSH 配信

    基本的なメディアアプリは、上記のような機能を持ち「閲覧をスムーズにする」「プッシュ通知で新着コンテンツを見逃さない」「有料会員は限定コンテンツが閲覧できる」といったメリットを顧客に提供します。

    アプリのプッシュ通知は細かくセグメントを切れるので、「特定のジャンル・著者をお気に入り登録している顧客にのみ」「有料会員にのみ」といった配信ができます。

    ただし、この形式で iOS/Android アプリを構築・運用する場合は費用対効果の面で難易度が高いため、一定規模以上に成長するまでは PWA など Web サイトを強化する方向で投資する企業も少なくありません。

    1-2. 行動促進ポータル型(コンバージョン目的)アプリの機能とメリット

    主な機能

    • 上記基本機能に加え
    • 店舗検索機能(GPS 連動)
    • 日時指定予約機能
    • EC 機能

    EC に誘導する「メディアコマース」型のほか、不動産の内見予約をはじめ、営業窓口への「ご相談」を受け付けるなど、顧客への営業につなげるためのアクションを喚起するためのアプリです。

    顧客へのメリットとしては、動作の快適さに加えて会員情報・ログイン状態が保存されることで、申し込みという「アクションが取りやすいこと」も重要になります。

    1-3. プラットフォーム型(コミュニティ)アプリの機能とメリット

    主な機能

    • ユーザー投稿機能
    • ユーザーフォロー機能
    • ユーザー投稿への「いいね」機能
    • タイムライン表示
    • アプリ内課金(有料会員サブスクリプション)

    NewsPicks を筆頭に、記事に対するコメント投稿やお題に対する自由投稿、ユーザー同士の交流を通して「コミュニティ」を形成する形式です。

    こちらも多くの場合は Web サイトが成長してから検討することが多いですが、クローズドな場として価値を持たせる場合はアプリのみで構築し、招待制で運用するという手段もあります。

    プラットフォーム型のアプリは SNS と近くなるため、「開く・使うこと自体が楽しい」または「開く価値がある」と思ってもらえる状態がゴールとなります。

    2. 代表的なメディアアプリの事例5+1選

    2-1. 情報配信型メディアアプリの事例

    日経電子版

    個社のアプリとして高いブランド力を誇っていた事例といえば「MERY」でしたが、2021 年 5 月 31 日にアプリの提供は終了しました。以降、情報配信+ネイティブ広告や有料記事型の個社アプリはなかなか事例が出てこない状況です。

    現在、情報配信型のアプリの事例としては「日経電子版」が代表的です。新聞の記事、有料コンテンツをスマホで手軽に読めることがメリットですが、日経という媒体のブランド効果も大きいといえます。

    img - nikkei

    出典:日経電子版アプリ紹介ページ

    また、日経は早くからネイティブアプリを構築しつつ、早い時期から PWA による Web サイトの強化にも意欲的でした。PWA で新規顧客・ライトユーザーを育て、アプリで「囲い込み」を狙う戦略は、小売・EC アプリと LINE の使い分けでも見られる基本的な戦略といえます。

    参考:日経電子版とPWAのこれから / PWANight vol.2

    2-2. 行動促進ポータル型(コンバージョン目的)アプリの事例

    メディアの運営費用、アプリの運用費用をカバーするため、EC やポータルサイトなど収益源となるサービスと連動させたアプリの事例です。

    北欧、暮らしの道具店

    キュレーションメディア最盛期の頃から「メディア単体のマネタイズは難しくなるため、EC との連携が鍵になる」と言われてきましたが、そのメディア+EC という戦略で成長を続けたのが「北欧、暮らしの道具店」です。

    EC の商品説明ページをメディアの記事として制作しているため、ユーザーはカタログというよりは雑誌を開く感覚で楽しくアプリを閲覧することができます。

    img - hokuou

    出典:アプリについて - 北欧、暮らしの道具店

    WEAR

    ZOZO が展開する「WEAR」も、単体としてはメディアアプリといえます。

    こちらは ZOZOTOWN が別建てで、EC アプリありきの設計ですが、「メディアで購買意欲を高め、EC で収益を上げる」というビジネスモデルになっています。

    また、ユニクロアプリや SHEIN などはスナップ(レビュー)写真・コーディネート投稿の機能を本アプリ内に作っており、ブランドによって考え方は変わってきます。

    img - wear

    出典:ファッションコーディネートアプリWEARについて

    SUUMO

    メディアアプリらしい設計ではありませんが、ポータルアプリとしてチェックしておきたいのは SUUMO です。

    住みたい物件を探す顧客に対して、エリアや路線図から物件を探すだけでなく、住みたいと考えているおおよその場所を「なぞって検索」といったユニークな機能も提供しています。

    またオウンドメディアである「スーモジャーナル」など読み物コンテンツも充実しており、ブランドとしてはただ物件情報を並べて快適に検索できる品質向上だけでなく、顧客に愛されるための施策も盛んです。

    img -SUUMO

    出典:SUUMO アプリ より

    2-3. プラットフォーム型(コミュニティ)アプリの事例

    新R25

    NewsPicks に近い事例として挙げられるのは、サイバーエージェントが運営する「新R25」です。

    元は若年層向けのビジネスメディアですが、公式がお題を投稿してユーザーからの回答を募集する「新R25ワイドショー」が特徴的です。

    また、YouTube で動画コンテンツを投稿するだけでなく、アプリ内ではオリジナルの有料動画コンテンツも配信するなど、スマホアプリとしての価値を高めています。

    img - r25

    出典:新サービス「新R25ワイドショー」をリリースしました。“みんなでつくる新R25”へ

    ママリ

    2019年に出産した女性の3人に1人※が会員登録しているママ向けNo.1コミュニティアプリ/情報メディア

    元はノウハウ型のメディアですが、幼児教育のオンライン相談にも乗り出すなど、アプリでは「相談できること」もメリットに据えています。

    メディアの掲載情報だけでは理解しきれなかった顧客・必要な情報を探せなかった顧客が直接質問できることも大きなメリットになるため、メディアのアプリ化における参考事例といえます。

    img - mamari

    出典:ママ向けアプリ「ママリ」で幼児教育相談サービス『チャイルド・アイズ先生』が2月22日から提供開始

    3. 結局いくらかかる?飲食アプリの開発費用とランニングコスト

    メディアを読み込み、最新情報を PUSH 配信するような iOS/Android アプリの開発・保守にかかる費用は

    • フルスクラッチ(完全オーダーメイド):初期費用が数千万円規模+保守費用数十万円(規模による)
    • 高機能パッケージ:初期費用数百万円規模+月額利用料数十万円
    • シンプルなパッケージ:月額費用 10 万円以下

    が平均的な相場といえます。

    コンバージョンのための会員登録・ログイン機能や EC 機能、コミュニティ形成のための SNS に近い機能を実装する場合は、さらにある程度の開発費用が必要になります。

    しかし、メディアの運営ではこのような料金体系では経営を圧迫することが多いため、初期費用だけでなく月額の利用料金も抑えるパッケージ・サービスが台頭してきています。

    ですので、リスクを抑える方法としては

    1. PWA 展開なども検討しつつ、まずは Web サイトを十分に成長させる
    2. 何かしらの収益源となるポイントを作ったアプリを運用する
    3. 機能を拡充し、コミュニティとしての成長を目指す

    と、フェーズごとに徐々に投資していくプランがおすすめです。

    メディアアプリを柔軟に作っていくなら「PASTA」

    BackAppでは、メディアアプリなど約200社の開発実績を元に、お手軽な価格で機能性・カスタム性を確保したアプリパッケージ「PASTA」を提供しています。

    ただの情報配信アプリではなく、アプリ内で決済を完了して有料会員限定コンテンツを読み込む機能、SNS のようなタイムライン表示などの機能もつけられる上に、利用されているユーザーの規模に応じて月額費用が決まる従量課金制など、「かゆいところに手が届く」サービスとなっています。

    ノーコードではなくローコードのパッケージのため、構築費用を抑えながら「初期はミニマムの機能でリリースして、運用しながら機能を追加していきたい」というご相談に柔軟に対応できることが大きなメリットとなっています。

    アプリの開発で迷っている場合、現在運用中のアプリを少しずつアップグレードしていきたい場合などは、ぜひお気軽にご相談ください。

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    • 「自社アプリを考えているが、初期投資を抑えてまずは試してみたい」
    • 「LINE からの PUSH 配信で顧客と継続的に接点は作れているが、費用対効果が見合わなくなってきた」
    • 「安すぎるシステムだと動作速度や拡張性などが不安」

    といったお悩みを抱えている企業様に向けて、ノーコードでアプリを開発するサービス「PASTA」を展開しています。