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飲食業界の店舗アプリ活用事例と、押さえておくべき機能・費用面でのポイント

アプリ活用事例
2025.01.06
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    飲食業を営む企業にとって、新規顧客の獲得と同時にリピートの促進および顧客単価の向上は経営の大きな課題となります。

    飲食業界においても、自社アプリを持ってプッシュ通知やデジタル会員証・デジタルクーポンなどを活用して顧客の来店頻度・単価向上を狙う企業様は増えています。

    とはいえ、iOS/Android アプリを作って運営するにはある程度のコストや人手が必要なので、費用対効果を考えると二の足を踏む企業様も多いのではないでしょうか。

    そこで本記事では、飲食企業がアプリなどデジタルツールで提供できる価値および必要な機能、先行している企業の事例と、構築費用の相場やコストを抑えるポイントなどをまとめていきます。

    1. 飲食業界×アプリのパターン

    一口に飲食業界で利用するアプリと言っても、店舗で飲食する際に利用するアプリや、自宅でストックしている商品(飲料や冷凍食品)を購入時に利用するアプリ、または人にプレゼントする目的で購入するといった目的があります。用途によって、必要になってくる機能が少しずつ異なるので整理していきましょう。

    img - 分類

    1-1. 飲食店・レストランの店舗情報配信アプリ(基本パターン)

    主に店舗で飲食する際に利用される一般的なアプリで、顧客に定期的に来店してもらえるような機能が搭載されています。

    • デジタル会員証
    • ポイントカードまたはスタンプカード
    • メニュー(WebView または PDF などで表示)
    • クーポン
    • 店舗リストと近隣の店舗の検索

    さらに、先行している企業は「来店予約」や「順番待ち機能」を導入しており、アプリユーザーの利便性を高めています。

    1-2. 食料品・飲料販売店舗(物販型)のアプリ

    飲食店舗の運営よりも販売店舗や商業施設への出店をメインとする企業では、レストランアプリとは少し機能が異なる傾向にあります。

    これらのアプリは、実店舗とオンラインの購買体験をスムーズに繋げる仕組みを持っており、小売店舗のアプリと近くなります。主な機能として以下が挙げられます。

    • デジタル会員証
    • 会員プログラム(ポイントやスタンプを実店舗でも貯めることができる)
    • 商品メニュー(カタログ)
    • オンライン注文・予約

    たとえば:ROCK FIELD MEMBERS の例

    株式会社ロック・フィールドは、百貨店や駅ビルでサラダやお惣菜を販売しており、その代表ブランド「RF1」は、高品質な商品を店頭で美しく盛り付けられている販売方法で広く知られています。

    アプリの機能としては、季節ごとの限定メニュー(クリスマスや迎春メニューなど)をアプリ内でデジタルカタログとして閲覧可能であり、使用されている食材や量(個数やグラム数)、サイズが明確に記載され、購入時の安心感を提供しています。

    カタログで詳細を確認してからアプリのオンラインショップ画面で購入できます。これにより、事前の検討から購入までの流れがスムーズに完結します。

    img - rockfield

    出典:ROCK FIELD MEMBERS

    1-3. ECをメインとするパターン

    実店舗が少ない場合でも、通販・お取り寄せ EC サイトの売上を高めるためにアプリを構築するパターンがあります。

    アプリと EC は非常に相性が良く、売り上げを伸ばしやすいので、下記のようにさまざまな工夫ができます。

    • 商品検索
    • 条件別のプッシュ通知
    • 商品の「お気に入り」「気になる」リスト登録
    • クーポン
    • アプリ内決済
    • 定期購入

    設計としては

    • EC メインのアプリとして構築し、実店舗でも使えるデジタル会員証や店舗検索機能をつける
    • 店舗・ブランド公式アプリとして構築し、既存の Web サイトに誘導する

    という 2 つのパターンがあります。
    後者の場合、アプリのフッター部分に「オンラインショップ」をボタンを作り、WebView で既存の EC サイトを読み込むというパターンが一般的です。

    たとえば:リンツ の例

    スイス発のプレミアムチョコレートブランド「リンツ」のアプリは、 EC 機能を効果的に活用している事例です。実店舗とオンラインの会員情報を連携し、共通のポイントを貯めることでランクを上げていくという設計になっています。

    また、商品の検索機能は、価格帯や特定の用途(誕生日、法人ギフトなど)から絞り込むことが可能です。これにより、ユーザーは急なギフト選びなど、日常のさまざまなシーンでアプリを活用できる設計となっています。

    img - リンツ

    出典:リンツ公式アプリ My Lindt Club

    1-4. モバイルオーダー機能つきアプリ

    マクドナルドやスターバックスのアプリでは「モバイルオーダー」機能があり、事前に注文と決済を完了し、並ばずに受け取ることが可能です。

    マクドナルドでは「カウンター受け取り」だけでなく、スタッフが注文した商品をテーブルまで届けてくれる「テーブルサービス」、駐車場での「パーク&ゴー」受け取りも選べます。

    機能としては EC アプリと同じですが、商品の発送が店舗での受け取りに変わるので、対応する受け取り方法に応じたオペレーションが必要になります。

    ちなみに、モバイルオーダーを専用アプリとして店舗アプリと別でリリースした事例もありますが、最近ではブランド本体のアプリにモバイルオーダー機能を実装するパターンのほうが一般的になっています。

    出典:マクドナルド

    1-5. テーブルオーダーアプリ

    サイゼリアなどで導入されている、飲食店の席でアプリを起動してオーダーしてもらうためのアプリも事例が増えています。店舗がタブレット端末を据え置く場合と、顧客各自に QR コードなどで起動してもらう形式があります。

    「その場でメニューを注文をする」という機能ひとつに絞った場合、ネイティブアプリを構築することなく Web アプリのみでも成立します。初めて来店した顧客はアプリをインストールする手間がないほうが快適ということもあり、テーブルオーダーアプリ特化型のパッケージを手掛けている企業は Web アプリや LINE ミニアプリで販売している傾向があります。

    2. 飲食業界×アプリのメリット・デメリット

    飲食業界における店舗を持つ企業がアプリを開発するメリットは、顧客と店舗(企業)それぞれに具体的な利点をもたらします。以下に分けて詳しく説明します。

    2-1. 基本的な店舗アプリのメリットと注意点

    シンプルに会員証をアプリ化するイメージの場合、メリットは下記のようになります。

    顧客にとってのメリット

    • 物理的なポイントカードやスタンプカードを紛失するリスクが減る
    • お得なクーポンやポイントを貯めて利用できる

    店舗(企業)にとってのメリット

    • 顧客との接点を増やすことで来店頻度アップを期待できる
    • アプリから取得した情報をマーケティング戦略に活かせる

    店舗アプリ制作時の注意点

    顧客にとって「アプリを使い続けるメリット」を提供できているかが、アプリの成功を左右します。例えば、サイゼリヤは、紙に数字を書いて注文する従来の方法から、まず番号を入力して注文するシンプルな Web アプリを構築しました。

    一方で、わざわざインストールした iOS/Android アプリが「メニュー表示」と「店舗検索」だけの機能に留まり、しかもメニュー表示は WebView で表示のみだと、「アプリを入れる意味がない」といったストアレビューが寄せられ、アプリの評価が低くなるリスクもあります。

    機能がシンプルな場合は、運用で個性を出す事例もあります。雨で客足が遠のきそうな日には「雨の日のみの特別クーポンを配信」というプッシュ通知を配信するなど、アプリ限定のオファーや即時性の高い情報を提供することで顧客にメリットを提供できます。

    また、頻繁にアプリを開きたくなる魅力的なデザインも欠かせません。アプリ開発を依頼する際は、これら細かな部分までしっかりと考慮し、実績や専門知識を持つ企業と相談することが成功の鍵となります。

    2-2. 順番待ち・来店予約機能のメリットと注意点

    アプリで提供する「順番待ち」や「来店予約」機能は、顧客と店舗双方に大きなメリットをもたらします。この機能により、顧客は時間を有効に使える一方、店舗側も効率的なオペレーションが可能になります。

    顧客にとってのメリット

    アプリ上でリアルタイムの混雑状況や待ち時間を確認できるため、空いている時間帯を狙って予約しやすくなります。また、順番待ちのための列に並ぶ必要がないため、ストレスを軽減できます。

    店舗(企業)にとってのメリット

    順番待ち・来店予約機能は、電話やメールでの問い合わせにかかる負担を軽減します。業務の効率化により、スタッフはより接客に集中できようになります。

    導入時の注意点

    順番待ち・当日の来店予約機能を搭載したアプリを導入する際は、店頭での順番待ち番号を管理するための発券機との併用がほぼ必須となります。そのため、アプリをネイティブで構築する場合、発券機とのシステム連携のための追加費用が発生することに注意が必要です。

    2-3. EC 機能×アプリのメリット・注意点

    自社の EC サイトを運営している飲食企業にとって、アプリは非常に相性が良いツールです。モールや Web サイトでは得られない、アプリ特有の利点がいくつもあります。例えば、以下のようなポイントが挙げられます。

    • 手軽にアクセスできる

    プッシュ通知の配信はもちろん、ホーム画面のアイコンをタップするだけでアクセスできるため、ユーザーが再訪するハードルが大幅に下がります。そのため、企業は販売機会を逃しにくくなります。店舗アプリのフッターなどにオンラインストアのリンクをつけるだけでも、再訪機会の損失は減らすことはできます。

    • 高速でスムーズな操作性

    EC の一部をネイティブ(アプリ)で構築する場合は、画面遷移やページ読み込み速度を最適化しやすく、全体的に利便性が高くなります。そのため、ユーザーの離脱率を下げ、購入率 (CVR) の向上が期待できます。

    • 顧客の生涯価値(LTV)の向上

    Adjust 社の 2024 年の調査によると、EC アプリのインストール率は前年比 43 %増、セッション数も 14 %増と、アプリはより多くの人に長く使われるようになっています。アプリはブランドとの接触時間を増やし、顧客の来店頻度や単価を向上させる効果が期待できます。

    EC 機能アプリ導入時の注意点

    特にデジタル会員証機能(店舗アプリ)と EC 機能(通販アプリ)を組みわせたアプリにする場合は、設計と運用が重要になります。

    たとえば、EC にシングルサインオン(SSO)を導入したり、顧客のスマホ端末内に ID・パスワードを保存したりすることで、ユーザーのログイン作業を簡略化できます。「毎回 Web サイトにログインさせられる」という手間を省くことで、ユーザー体験が向上し、利用頻度の増加につながります。

    EC サイトのアプリ化により売上アップが期待できるものの、どれだけの予算を割いてどの程度の規模を目指すかという事業計画は重要になります。アプリはリリースがゴールではなく、継続的に利用されなければ意味がないので、継続的に利用してくれるもらうための工夫、および顧客のニーズに応える柔軟な運用が求められます。

    EC サイトをアプリ化するメリットや設計のコツについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

    参考:ECサイトをアプリ化するメリットとは?読み込み高速化やプッシュ通知の効果に注目

    (補足)米国の消費者への調査で分かる「ニーズ」

    bluedot が米国の消費者 1,500 人に対して行った調査は一読の価値があります。

    2021 年夏の時点で「レストランアプリよりサードパーティアプリを使う」と回答した消費者に比べ、「サードパーティアプリよりレストランアプリを使う」と回答した消費者が 3 倍以上多いという結果になり、“指名買い” の増加傾向が明らかになりました。

    また、指名買いしてもらうため、個社のアプリを使ってもらうためのメリットを考える上では、「ほとんどの消費者はお得に注文できるなら個社のアプリを使う」 という調査データも参考になります。

    参考:The State of What Feeds Us Volume V

    3. 参考になる飲食店アプリの事例

    3-1. シンプルで洗練されたアプリ設計(ココス)

    ファミリーレストラン「ココス」のアプリは、わかりやすい利用体験と機能性で定評があります。特に、ユーザーの会員ランクやポイント情報が大きくトップ画面に表示され、「クーポン」ボタンも大きくフッター中央に配置されている点は、多くの年齢層にとって直感的で使いやすいデザインです。

    このアプリでは、通常メニューで使えるクーポンに加え、会員ランクアップ時に配布される「特典クーポン」が利用可能です。特典クーポンでは、無料で選べるメニューが複数用意されており、来店してポイントを貯めるたびに、自分の好みに応じた選択が楽しめます。

    「行けば行くほどお得になる」というコンセプトを明確にアプリへ落とし込んだ設計は、リピート利用を促進するだけでなく、ユーザーに満足感と楽しみを提供する成功例といえるでしょう。

    img - COCOS

    出典:ココウェブ ~ココス公式アプリ~

    3-2. ドトール バリューカードアプリ(エントリー機能)

    ドトールコーヒーは、飲料業界のアプリでポイントを貯める楽しさを提供しています。その「エントリー」機能では、期間限定でポイント還元キャンペーンを実施しています。主に、チャージ機能付きの「ドトールバリューカード」をアプリに登録したユーザーが対象となります。

    さらに、このカードを登録しているユーザー限定で、毎日スクラッチくじを引ける機能を搭載しています。当選すればポイントがもらえる仕組みで、日常的にアプリを利用する楽しさをプラスしています。

    これにより、カードへの定期的なチャージや利用を促し、ロイヤルカスタマーを対象にした継続的なキャンペーンが可能となっています。シンプルな仕組みながら、顧客ロイヤルティを強化する優れた事例といえるでしょう。

    img - DOUTOR

    出典:おトクなサービスシーズンキャンペーン

    3-3. スシロー(予約機能)

    スシローのアプリは、多機能な予約システムを備えています。たとえば、「いまから行く(受付)」機能では、順番の 20 分前や 5 組前になるとアプリ通知で知らせてくれるため、来店タイミングを調整しやすくなっています。さらに、指定した日時で予約する「後で行く」機能も提供しており、計画的に利用したい顧客にとっても便利です。

    また、アプリ内で近隣店舗の来店予約状況が確認できるため、どの店舗が空いているかを把握したうえで予約が可能です。テイクアウト予約では、受け取りまでの待ち時間も表示されるため、顧客は自分のスケジュールに合わせて来店できます。これにより、店舗での混雑緩和が期待でき、顧客にとってもストレスフリーな利用が可能になります。

    img - スシロー

    出典:スシロー公式アプリ紹介ページ

    3-4. すかいらーく(通販機能)

    すかいらーくグループは、 20 を超える飲食店ブランドを展開し、日本国内外で約 3,000 店舗を運営する大型の多店舗経営企業です。すかいらーくアプリには、グループで提供している餃子やハンバーグなどをアプリから直接購入できる「ネット注文」機能があります。

    また、アプリのプッシュ通知機能は、ユーザーが過去に利用した店舗やメニューに関連する新しい情報やクーポンを配信する仕組みとなっています。利用したことのないグループ店舗の情報は届かないため、アプリユーザーへの配慮がされています。

    ちなみに、「すかいらーくグループの宅配」は Web アプリとして別で構築されており、アプリ化する優先度などを考慮して DX を進めていることがうかがえます。

    出典:【すかいらーくアプリに通販商品注文機能を搭載】ガスト・バーミヤンなどの人気メニューが通販で新登場!冷食商品10品以上に拡充

    3-5. マクドナルド(モバイルオーダー機能)

    マクドナルドのアプリは、モバイルオーダー機能を通じて「顧客の満足度」を高める体験を提供しています。顧客は事前に注文と決済を完了させ、「受け取りに進む」ボタンを利用することで、できたての商品を受け取るタイミングを自分で調整できます。

    このボタンは、顧客が受取店舗に向かう途中で押すことで、受け取りまでのタイミングを調整し、店内での待ち時間を節約しつつ、商品を温かい状態で受け取れるように設計されています。

    さらに、ハッピーセットのメニューには募金機能もあり、ドナルド・マクドナルド・ハウスへのチャリティーが可能です。このように、ユーザーのニーズに合わせた便利な機能と、社会貢献を組み合わせたサービスが提供されています。

    img - mcd

    出典:マクドナルド 公式アプリ紹介ページ

    4. ネイティブアプリ以外での飲食業界のアプリ活用事例

    店舗ごとにアプリをインストールする必要がない LINE ミニアプリや Web アプリも飲食業界ではよく使われています。

    4-1. コメダ珈琲店:LINE ミニアプリで順番待ち

    東海から全国に展開する「コメダ珈琲店」は、公式アプリを運用しながら順番待ち機能を LINE で実装しています。2017 年の時点で東京都心の店舗で「LINE による順番待ち」のミニアプリを導入していました。

    混雑しがちな店舗で今何人並んでいるかを事前にできるようになり、移動中に整理券の発行もできます。また現在は Android でこの順番待ちの LINE ミニアプリを起動すると「ホーム画面にアイコンを追加」を促すポップアップが表示されており、再訪する際はワンタップで起動できるというネイティブアプリに近い体験を実現しています。

    出典:LINEで順番待ち|matoca【公式】

    4-2. ニラックス株式会社:QR で起動する注文システム

    ブッフェレストラン式の店舗を運営しており、以前は一部の商品を注文する際に顧客が注文用紙に記入し、指定の場所に持っていく必要がありました。「QR Order」の導入により、テーブルで QR コードを読み取り、顧客各自がスマートフォンから注文できるようになりました。

    この DX により、従業員が注文用紙を管理する手間がなくなり、業務効率が大幅に改善されたとのことです。

    出典:

    5. 結局いくらかかる?飲食アプリの開発費用とランニングコスト

    店舗情報やクーポンを配信したり、既存の Web サイトを使って EC をアプリ化するなど基本的な iOS/Android アプリの開発・保守にかかる費用は、

    • フルスクラッチ(完全オーダーメイド):初期費用が 1,000 万円以上 + 保守費用数十万円
    • 高機能パッケージ:初期費用数百万円規模 + 月額利用料数十万円
    • シンプルなパッケージ:月額費用 10 万円以下

    が平均的な相場といえます。

    開発費用が相場より高くなる要件としては

    • 物理会員証とアプリ会員証のポイント(即時)連携
    • 発券機や POS レジとの連携
    • 順番待ち、予約機能
    • EC の高速化のための追加開発(検索機能など)
    • 定期購入のためのサブスクリプション

    といったところで、開発ボリュームが増えるほど追加コストが発生します。

    しかし、飲食業ではアプリに巨額の投資をすると経営を圧迫するため、初期費用だけでなく月額の利用料金も抑えるパッケージ・サービスが主流になってきています。

    特に多くのブランドや店舗を運営することが多い飲食業界では、「店舗数ごとに課金」という料金形態も一般的になっています。

    ですので、リスクを抑える方法としては

    1. SNS/LINE やシンプルなパッケージで顧客の「ファン化」によるリピーター獲得のノウハウを身につける
    2. EC・テイクアウトや来店予約を Web で試し、自社の業態や顧客層とマッチするかを見極める
    3. 自社アプリを作りこみ、アプリに移管できる機能を随時実装していく(※運用しながらカスタムしていけるプラットフォームを選ぶまたは内製)

    と、フェーズごとに徐々に投資していくプランがおすすめです。

    6.まとめ

    飲食業界におけるアプリの活用は、顧客の利便性を高めるだけでなく、リピート率向上や顧客単価の増加といった経営課題の解決に貢献します。モバイルオーダー、 EC 機能、ポイントプログラム、そしてテーブルオーダーなど、各企業の目的や顧客層に応じたさまざまな機能が成功例として挙げられます。

    アプリ開発は費用や手間がかかるものの、適切な設計と段階的な導入で効果を最大化できます。特に、初期投資を抑えつつ運用を通じて機能を拡張する戦略は、多くの飲食事業者にとって現実的で効果的な選択肢です。顧客のニーズや業態に合った機能を見極めながら、自社に最適なアプリ運用の形を模索していくことが重要です。

    BackApp では、飲食業をはじめとする約 200 社の開発実績を元に、お手軽な価格で機能性・カスタム性を確保したアプリパッケージ「PASTA」を提供しています。

    ただの情報配信アプリではなく、アプリ内で決済を完了できる機能もつけられる上に、利用されているユーザーの規模に応じて月額費用が決まる従量課金制など、「かゆいところに手が届く」サービスとなっています。

    ノーコードではなくローコードのパッケージのため、構築費用を抑えながら「初期はミニマムの機能でリリースして、運用しながら機能を追加していきたい」というご相談に柔軟に対応できることが大きなメリットとなっています。

    アプリの開発で迷っている場合、現在運用中のアプリを少しずつアップグレードしていきたい場合などは、ぜひお気軽にご相談ください。

    お手頃価格で簡単に自社アプリを開発~運用するなら
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    • 「自社アプリを考えているが、初期投資を抑えてまずは試してみたい」
    • 「LINE からの PUSH 配信で顧客と継続的に接点は作れているが、費用対効果が見合わなくなってきた」
    • 「安すぎるシステムだと動作速度や拡張性などが不安」

    といったお悩みを抱えている企業様に向けて、ノーコードでアプリを開発するサービス「PASTA」を展開しています。