iPhoneアプリの審査期間を短縮!「緊急時」のみ可能な、AppStoreへの優先レビューの申請手順

昔に比べると iOS アプリを公開する際の審査は早く終わるようになりました。それでも Android に比べると待たされる感はありますし、リジェクトされることも少なくありません。

アプリ開発を・運用をしていると、どうしても「非常事態」は発生します。Web とは違って App Store を介しているため、修正版のリリースは自社内で簡単に終わらせるというわけにはいきません。

そんなとき、普段の申請とは違うやり方で、「アプリのレビューを優先して行なってもらう」ことができることをご存知でしょうか?

BackApp でも以前利用したことがありますが、知らない方もおられるかもしれないので優先審査依頼の手順や条件などをまとめました。

通常のレビューと緊急レビューの違い

2018 年 5 月現在では、Apple Developer サイトによると

審査に要する時間はアプリケーションによって異なる場合があります。平均すると、アプリケーションの50%は24時間以内に、90%以上は48時間以内に審査が完了しています。提出内容に不足がある場合は、審査に要する時間が長くなるか、アプリケーションが却下されることがあります。
https://developer.apple.com/jp/support/app-review/

とあります。

リリース予定日の 1〜2 週間前に動かなければならなかった頃に比べるとかなり短縮されており、このままいけば Android とあまり変わらない審査期間になるのかもしれません。

とはいえ、致命的なバグが発覚したときなどは、48 時間でもかなり長いと感じてしまいます。

そこで、Apple 社は iTunes Connect を介して 「致命的なバグの修正」と「開催日が近いイベントに関係するアプリのリリース」のみ、優先的な審査依頼を受け付けています。

緊急レビューに成功すると数時間後には App Store に反映されるので、iPhone アプリの開発・運用経験がある人ほど驚きが大きいと思います。

iOS アプリの緊急レビューを申請する手順

アプリのバグやリリースできない状況によって顧客の信頼を失ってしまいかねないとき、知っているのといないのでは大違いです。順を追ってやり方を説明していきます。

手順1. レビューに関するお問い合わせ画面を開く

iTunes Connect の画面から右上の「?マーク」をクリックして連絡先を選択します。

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Contact Us というお問い合わせ画面が開いたら、”App Review” → “App Store Review” を順に選択します。

手順2. 優先レビューを依頼する

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レビューチームへの問い合わせ画面が開いたら、 “Request an expedited app review” を選択します。

手順3. 連絡先と詳細を記入する

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Contact Information には連絡先を入力します。日本からであれば Country Code は 81 で、最初の 0 を抜いて開発者の電話番号を入力してください (09012345678 → 9012345678)。

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App Information には緊急レビューを申請したいアプリの情報を入力します。”Apple ID of App” は、iTunes Connect に書いてあります。
バグの緊急修正であれば Related Apps は基本的に空欄で構いません。

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Description には緊急レビューを依頼する理由を入力します。
致命的なバグを修正する際は「Critical Bug Fix」を選択した上で、Explanation に日本語で詳しい原因を書きましょう。

公式から案内があるように、緊急バグ修正の際はアプリの現行バージョンで再現する手順が必須となります。

ちなみに、間近に迫っているイベント用のアプリの場合は、そのイベントの情報と日付、およびイベントとアプリケーションとの関係を明確にするようにと指示されています。

どちらにせよ、緊急レビューは審査期間がかなり短い分 Apple 社の負担も大きく、基本的には一度しか行えません。慌てて送信して「優先すべきアプリではない」という判断をされると元も子もないので、指示がある通り、「このレビューが優先されるべき (客観的) 理由」に関してはしっかりと書きましょう。

手順4. 優先審査期間の終了後、結果が出る

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すべて入力して Send ボタンを押すと、App Store への申請完了です。当日中には Apple 社より連絡が来るかと思います。

リジェクトされてしまうとしばらくは申請できませんが、In Review になれば審査期間が 1 時間以下だったという例もあり、緊急時には助かります。

できればこのサービスを利用することなく余裕を持ったアプリ開発をしたいところですが、いざというときのためにも頭の片隅に置いておくと助けられるものです。

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