合同会社バックアップ
Blog

ブログ

他社アプリのダウンロード数を調べるには?ストア情報・ランキングから競合調査をし、DL数を増やす戦略を立てる

アプリで失敗しないためのポイント
2021.11.17
Contents
目次を非表示

    普段、自分のスマホでアプリをインストールするとき、「アプリストア」をどれくらい詳しく見ていますか?

    Web サービスやメディアと同様、アプリ事業を始める前にも競合アプリの調査は重要です。

    スマホアプリは、誰もが App Store か Google Play を経由してダウンロードするようになっています。Web では SimilarWeb などのサービスを使わなければ競合のデータはほとんどわかりませんが、アプリはストアにある程度の情報が公開されています。

    そこで今回は、アプリストアからわかる情報・わからない情報を整理し、企画段階で行うべき簡単な「競合調査」の方法をご紹介します。

    1. 簡単に調査できるのは、Google Play のダウンロード数

    Android アプリのストアである Google Play では、アプリの詳細ページ(インストール画面)に、おおよそのダウンロード数が表示されています。

    img

    もしそのアプリが iPhone/iPad と Android 両方からリリースされている場合、比率にもよりますがおおまかにいえば現在までの総ダウンロード数の 3〜7 割を占めているといえます。

    ここで、注意点が二つあります。一つは、この数字は “現在のユーザー数” ではないということです。このアプリが公開されてから今日までにダウンロードされた回数を現しているので、当然ながら古いアプリほど既にアンインストールしているユーザーも多くなります。

    もう一つは、いかにしてダウンロードされたかまではわからないということです。

    1-1. インストール数=アプリの品質・評判とは限らない

    表示されているダウンロード数が多いと「この競合は成功しているようだ」と不安になるかもしれません。しかし、iOS/Android を単にインストールしてもらうだけなら

    • 大量の広告を出稿し、認知を拡大する
    • DL するとお得なクーポンやポイントを付与するというキャンペーンで、認知から DL につなげやすくする

    といったマーケティング・PR 施策によって伸ばすことができます。

    口コミで自然と評判が広まっていって “自分から興味を持ってダウンロードした” ユーザーが多いのか、巨額の予算をかけて獲得したユーザーが多いのかはわかりません。

    ただ、確かなことは、ダウンロード数がとても多いアプリは競合として “要注意” だということです。現時点でどれほどの予算をかけているかはわかりませんが、アプリ事業としてかなりまとまった予算をつけている or つけていたということなので、戦略さえハマれば手強い競合になってきます。

    2. さまざまなレポート・記事・ランキングで競合アプリのデータを探してみる

    さらに競合調査を進める場合は

    • Google Play/App Store のランキングを見る
    • 株主向けの報告書・メディア取材の記事などを読む
    • 外部サイト(ツール)を使う

    という手があります。

    2-1. Google Play/App Store の DL ランキングを見る

    アプリストアのランキングは、期間内のダウンロード数からなるランキング(有料/無料 と表示されている)と、アプリ内課金額からなるランキング(売上ランキング と表示されている)があります。

    ゲームアプリでは「セルラン」と呼ばれるアプリ内課金のランキングが重視されますが、一般的なアプリではダウンロード数を元にしたデフォルトのランキングが重視されます。

    また、アプリストアのランキングは下記のような Web サイトでわかりやすく・詳しく見ることも可能です。

    Android, iOS 両方のランキングが各ストアと同じように(カテゴリ別など)見られるほか、国別のランキングも見ることができます。Apptopia はさまざまな調査を行ってニュースを配信している海外企業で、有料会員になるとさらに詳しいデータを見ることができます。

    2-2. IR 資料やメディアの記事を探してみる

    業界の中でも上位にいる大企業であれば、株主向けの決算報告書などで施策の振り返りや数値を紹介している場合もあります。

    また、マーケティング系の Web メディアなどにはアプリ運用の事例として業界大手の話が掲載されている場合もあります。

    アクティブユーザー数や定着率など詳しいデータまでは掲載されていなくても、「何位の企業がどれほどの数値を出しているのか」がわかることで、相対的にユーザー数や売上のボリュームが推測できます。

    2-3. 競合分析ツールでより詳しいデータを調査する

    また、競合アプリのより詳しいデータを知るためには

    などの分析サービスも活用できます。

    また、これらの詳細な分析ツールは、どちらかといえばアプリを検討・企画している段階ではなく、自社でアプリを公開してから使うものです。

    1. まずはアプリストアやランキングを見て市場の大きさを掴む
    2. 事業計画を立て、アプリ運用の基本的な施策をおさえて軌道に乗せる
    3. 競合を分析し、自社にポジショニングや差別化のためのヒントを得る

    という順に進めていくのがおすすめです。

    3. アプリストアの公開レビューと Twitter から「ユーザーが求めているもの」を把握する

    アプリの競合調査でもう一つ重要なのは、アプリを一度インストールしたユーザーによるレビューです。iOS/Android 両方で公式のものを見ることができるほか、Twitter の検索機能でも “非公式” のコメントを探すことができます。

    ポジティブな意見からは “見習うべきポイント” が、ネガティブな意見からは “やってはいけないポイント” がわかります。

    また、「新着順」にレビューを並び替えることで、期間ごとにどれだけ評価がついているかもわかります。一年前よりレビューの投稿数が落ちていたり、アップデート後にユーザーの評価が変わっていたりすると、自社のアプリの戦略を立てる上でも参考にできるかもしれません。

    • 競合のアプリを自分でもインストールして触ってみる
    • Twitter で「(アプリ名) アプリ」などで検索し、リアルな口コミ(言及されている件数+内容)を確認
    • アプリストアの公開レビューの点数や書かれているコメントを照らし合わせ、妥当性を確認
    • ダウンロード数や売上ランキングと照らし合わせ、妥当性を確認

    という作業も、事業責任者や運用担当者であれば一度なぞっておきたいところです。

    img

    4. アプリのダウンロード数を増やすための宣伝計画をたてる

    競合調査をある程度終えて事業戦略を立てる際は、営業・マーケティングと同様、ファネルごとに施策を考えることが重要です。

    • 競合調査で市場規模を把握し、ユーザー数の目標を立てる
    • チラシ配布や SNS 広告など、効果の高い集客手段を見極める(認知段階)
    • ASO※ を研究する(認知+機会損失の防止)
    • クーポンやポイント付与など、インセンティブをつける(目標達成のための+α 施策)

    という風に、取りこぼしのないように施策を一気通貫で考えていくと、アプリ事業は順調に進みます。

    ※ASO とは:
    App Store Optimization の略。アプリストアで検索した際に上位表示されるようにキーワードやスクリーンショットを最適化すること。
    SEO と同様に、小手先のテクニックで解決するものではなく、細かくチューニングしながら勝ち筋を探っていくことが求められる。

    こちらの記事もおすすめです:

    アプリをダウンロードしてもらうやり方とは?PR・宣伝施策を整理し、集客方法ごとのポイントを整理
    今回は iOS/Android アプリの宣伝方法を整理し、それぞれのメリット・特徴をまとめました。また、集客戦略を考える上で非常に重要な「前提」もご紹介します。アプリを企画している、あるいは運用で悩んでいる際はぜひご一読ください。
    続きを読む
    「とりあえずアプリを出そう」と動く前に…星1つのひどいストアレビューを減らすために重要なこと
    アプリは Web にはないリスクも多くひそんでいます。そこで、今回は iOS/Android アプリ開発を手がける BackApp だからこそ伝えたい、「とりあえず、で失敗しがちなパターンと、その回避策」をご説明します。
    続きを読む
    アプリのページ・コンテンツをSNSでシェアさせたいときの注意点と、「OGP」設定のすすめ
    シェア機能を作る場合は、各 SNS でどんな風にシェアできるのかという仕様の把握と、OGP の設定が必要になります。そこで、本記事ではアプリの新規企画またはリニューアルを検討されている事業部門の担当者様向けに、「SNS シェア機能」を実装する際に知っておくべき知識をまとめています。
    続きを読む
    アプリ事業でよくある失敗とは?
    img
    • 「アプリをやったことがある人が社内にいなくて相談ができない…」
    • 「Webは運用してるけど、アプリだとどこが変わるんだろう?」
    • 「できれば内製したいけど、やっぱり最初は外注が必要?」

    といったお悩みを抱えている方、iOS/Android アプリの開発プロジェクトを初めて経験する担当者の方などに向けたお役立ち資料を公開しています。