Android アプリも開発後・更新後に審査が必要に。「土日休み」はアメリカ時間ではなくグローバルチームの対応

これまで Android アプリといえば、審査自体はあるものの、苦労することは少ないものでした。iOS は誰しも一度はリジェクトを経験しているようなもので、リリース日が決まっている場合はどこか緊張感のようなものがありました。

2019 年 8 月からはいよいよ Android アプリの審査も本格的に始まりましたが、「即日で終了した」という声から「一週間ほどかかっている」「土曜日に通過の連絡が来た」という声まであります。まだ情報が完全に整理されてはいない分、iOS よりもしばらくは戸惑うことが多くなりそうです。

現状、わかっていることは

  • 対象:すべての Android アプリの新規公開およびアップデート(meta 情報の修正含む)
  • 審査期間:約 2 営業日以内。レーティングによっては 7 営業日程度(※後述)
  • 休日:基本は土日祝は休みだが、担当拠点によって差があり

審査チームはアメリカではなくグローバルチームが担当するため、アメリカの現地時間での平日・営業時間内に審査が進むわけではないようです。

審査の期間と、Google Play 公開日の指定方法

Google が 子供そしてファミリーにとってより安全な Google Play へ というエントリを公開して告知しているように、13 歳未満のユーザーを対象としたアプリの審査は時間がかかっているようです。

新しいポリシーにアプリが準拠しているか審査を慎重に行っているため、一部のアプリは通常時と違い完了まで最大 7 日程度かかっています。なお、例外的にそれ以上の時間をいただくこともあります。

Google はアプリを「子供の興味を引くか」で分類し、ポリシーに準拠しているか審査をしている

現状の Google Play では、Android アプリを

  • 子供から大人まですべての人を対象
  • 主に 13 歳未満の子供が対象
  • 14 歳以上を対象(子供を対象にしていない)

の 3 つに分けて扱っており、上の 2 つは 2019 年 9 月から新しいポリシーを準拠することが義務づけられました。完全な大人向けアプリの場合は影響が小さいため、審査が早めに通過したというケースもあります。

ポイントは、大人向けのアプリは仕様面での影響は小さいものの、「ストアで 13 歳未満の子供の興味を引かないように公開されていること」が条件になっていることです。Google Play に公開する PR 用の画像・動画とテキストも審査対象になっているため、エンターテイメント系のアプリはレーティング設定だけをすれば即日審査が通るというわけではないようです。

現在は、Google Play に Android アプリを申請する際、対象年齢を設定した後に「子供の興味を引く」という項目で

  • 「はい、ストアの掲載情報は子供の興味を引く可能性があります」
  • 「いいえ、ストアの掲載情報は子供の興味を引きません」

を選ぶことになります。14 歳以上を対象にしているアプリでも、「いいえ」を選ぶと、Google Play 上の meta 情報に審査が入ります。 ここで「はい」を選ぶと、ダウンロードページ上に「このアプリは子供向けではありません」というラベルが表示されることで解決されるようです(2019 年 9 月頭時点)。

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(左:大人・子供すべてに向けてポリシー準拠で公開 / 右:大人向けかつラベルで meta 情報の審査をスキップ)

新規アプリのリリース日を手動で決める方法

iOS アプリでは審査通過後に公開作業を行うことになりますが、Android アプリは審査が通過すると自動で公開されます。

どうしてもリリース日が動かせない案件の場合は、クローズドトラックに一度公開して審査をしてもらい(通過しても非公開状態)、リリース日に製品版へプロモートするというフローになります。

参考:Google Warns Developers that All New Android Apps Require Three Days for Approval

いずれにせよ開発側としてはスケジュールに余裕を持たなければならないため、iOS に比べるとまだ不慣れな分「Android は公開延期」という状況に陥るリスクもあります。

Android アプリの審査基準とは?

Google からはデベロッパーポリシーが公開されていますが、まだ情報が整理されてはいません。

参考:https://play.google.com/intl/ja/about/developer-content-policy/index.html

ただ、まだリジェクトされたという声があまり聞かれないため、iOS ほど初期につまずくポイントが多いわけではなさそうです。

Google といえば PWA(+AMP) の普及に力を入れており、Web サイトの延長線上に Android アプリ“風”なものを見据え、Google Play へのパッケージングも可能になっています。

とはいえ、もともとネイティブの体をなしているだけで静的な Web サイトと変わらないようなアプリも多く存在していました。Apple 社はテンプレートをコピペしたようなアプリに釘を刺したこともあり、Google Play の“ゆるさ”は個性として良くも悪くも印象的でした。

また、iOS では日本でも 2018 年からソーシャルゲームのガチャの確率開示が義務化されていました。Google Play の今回の「子供向けポリシーの強化」にはこのガチャの確率表記も含まれており、ある程度は iOS と共通の仕様に揃ってきたように見えます。

ただ、完全に一致するわけではないはずですので、今後はアプリ開発に携わる PM やマーケ担当者が最新情報をキャッチアップしながら知識をアップデートしていくことが求められることは間違いありません。

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