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同業他社のアプリってどれくらいDLされてるの?まずは App Store と Google Play の両ストアから競合調査をしておこう

普段、自分のスマホでアプリをインストールするとき、「アプリストア」をどれくらい詳しく見ていますか?

Web サービスやメディアと同様、アプリ事業を始める前にも競合アプリの調査は重要です。

スマホアプリは、誰もが App Store (iPhone/iPad ユーザー) か Google Play (Android ユーザー) を経由してダウンロードするように一元化されていることが企業にとってメリットとなっています。Web では SimilarWeb などのサービスを使わなければ競合のデータはほとんどわかりませんが、アプリはストアにある程度の情報が公開されています。

そこで今回は、アプリストアからわかる情報・わからない情報を整理し、企画段階で行うべき簡単な競合調査のやり方をご紹介します。

競合アプリのページで最初に見るのは、Google Play のダウンロード数

Android アプリのストアである Google Play では、アプリの詳細ページ(インストール画面)に、おおよそのダウンロード数が表示されています。

もしそのアプリが iPhone/iPad と Android 両方からリリースされている場合、比率にもよりますがおおまかにいえば現在までの総ダウンロード数の 3〜7 割を占めているといえます。

ここで、注意点が二つあります。一つは、この数字は “現在のユーザー数” ではないということです。このアプリが公開されてから今日までにダウンロードされた回数を現しているので、当然ながら古いアプリほど既にアンインストールしているユーザーも多くなります。

もう一つは、いかにしてダウンロードされたかまではわからないということです。 表示されているダウンロード数が多いと「この競合は儲かってるって言ってたし、やっぱり多くの人が使ってるんだなぁ」と不安になるかもしれません。しかし、口コミで自然と評判が広まっていって “自分から興味を持ってダウンロードした” 人が多いのか、巨額の予算をかけて大量に出稿された広告を見て “とりあえず目についたからダウンロードしてみた” 人が多いのかはわかりません。 もし後者が多いのであれば、現在はダウンロード数ほどのユーザーが残っていない可能性もあります。

ただ、確かなことは、ダウンロード数がとても多いアプリは競合として “要注意” だということです。現時点でどれほどの予算をかけているかはわかりませんが、アプリ事業としてかなりまとまった予算をつけている or つけていたということなので、戦略さえハマれば手強い競合になってきます。

ランキングから業界の序列を推測し、その中からデータを公開している企業を探す

アプリストアのランキングは、期間内のダウンロード数からなるランキング(有料/無料 と表示されている)と、アプリ内の課金額からなるランキング(売上ランキング と表示されている)があります。

会社でパソコンからリサーチを行う場合は、下記のようなサイトが便利です。

Android, iOS 両方のランキングが各ストアと同じように(カテゴリ別など)見られるほか、国別のランキングも見ることができます。Apptopia はさまざまな調査を行ってニュースを配信している海外企業で、有料会員になるとさらに詳しいデータを見ることができます。

ランキングからは具体的なダウンロード数や売上金額はわかりませんが、同業他社と比較した上での順位はわかります。もちろん先述の通り、ダウンロード数や売上金額は PR 予算をかけている企業が上位になりやすいのですが、「儲かっている」か「勝負をかけている」かのどちらかである企業は把握できます。

その上で、上位の企業の決算報告などに注目してみましょう。上場企業であれば決算報告とともに具体的な数値を公開しているので、「何位の企業がどれほどの数値を出しているのか」がわかり、相対的にユーザー数や売上のボリュームが推測できます。

また、競合アプリのより詳しいデータを知るためには App Annie などの分析サービスも活用しましょう。このあたりはどちらかといえば検討・開発前の段階よりは自社でアプリを公開してからにはなるかと思いますが、Web やアプリを担当される方は一度チェックしておくことをおすすめいたします。

公開レビューと Twitter から「ユーザーが求めているもの」を把握しよう

アプリストアでもう一つ参考になるのは、アプリを一度インストールしたユーザーによるレビューです。iOS/Android 両方で公式のものを見ることができるほか、Twitter の検索機能でも “非公式” のコメントを探すことができます。

興味深いデータとして、これらのレビューは「ユーザーがポジティブ or ネガティブな体験をした直後によく投稿される」という調査結果があります。つまり、ポジティブな意見からは “見習うべきポイント” が、ネガティブな意見からは “やってはいけないポイント” がわかります。もちろん感情のおもむくままに書かれた意見も多いので参考程度ではありますが、同様のアプリを使っているユーザーが何を求めているのかという感覚は少し掴めるのではないでしょうか。

  • 競合のアプリを自分でもインストールして触ってみる
  • Twitter で「(アプリ名) アプリ」などで検索し、リアルな口コミ(言及されている件数+内容)を確認
  • アプリストアの公開レビューの点数や書かれているコメントを照らし合わせ、妥当性を確認
  • ダウンロード数や売上ランキングと照らし合わせ、妥当性を確認

という作業も、事業責任者や運用担当者であれば一度なぞっておきたいところです。

App Store, Google Play での公式レビューに関しては「★2から ★4に改善されると、ダウンロード率が約 5 倍になる」「レビューが ★3と ★4のアプリでは収益で 25% の差がつく」という話もあります。競合のアプリが高評価を維持している場合、手強い相手と警戒し、盗めるところはできるだけ盗むようにするのが売上の鍵となります。

アプリの企画・開発前に App Store, Google Play で見ておくべきことまとめ

  • Android では、競合アプリのおおよその累計ダウンロード数がわかる
  • ただ、現在も使っているユーザーの数や売上まではわからない
  • 細かく競合分析をしたい場合は有料サービスを検討
  • アクティブユーザー数や売上は、上場企業の決算報告などから情報を仕入れ、ランキングから推定
  • アプリストアの星の数からは事業の順調さを推定できる
  • Twitter の口コミも “肌感覚” で参考に

なんといっても「ダウンロード数」「レビュー」が見られるのは、Web と比べて便利といえます。もちろん、自社のアプリ事業がスタートすれば競合からチェックされるという立場にもなるので、甘く見られないようにしっかり準備しておきたいところです。

BackApp では競合調査を踏まえた上で競合と差別化し、顧客数を確保するための企画段階からご相談を承ることも可能です。もしアプリ事業をやるにあたって社内に専門家の知見が足りないと感じられている場合、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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