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ECサイトや店舗検索・来場予約サイトをアプリ化する意味とは?販促・集客アプリのメリット

アプリ開発企業がお客様から相談を受けたときにまず整理するのは、「本当にアプリを開発しなければならない案件なのか」という点です。

Web サイトや SNS も進化しており、便利なサービスも増えている現代では、「アプリを開発しなればできないこと」がそこまで多いわけではありません。

Web サイトとアプリの違いを一言で表すなら「アプリは狭く深く、Web は広く浅く」になりますが、今回はアプリを検討されるお客様が多い “販促” や “集客” を目的した案件について整理していきます。

「プッシュ通知を送れる」ことは果たしてアプリ化のメリットなのか?

特に実店舗を持っているビジネスでは、一度訪れた顧客を繋ぎ止めて再訪を促すツールとして LINE@ が注目を集めています。LINE や Facebook はもはや若者だけでなく中高年世代までが日常的に使うインフラになっているため、幅広い業種の企業様の成功事例が出てきています。

その場で友だち登録をしてもらい、定期的にクーポンやお得情報をプッシュ通知として送ることで、メルマガよりもはるかに高い確率で開封してもらえます。運用にはある程度のノウハウが必要ですが、広告費をかけずに高い宣伝効果を得られることもよくあります。

専用のアプリを開発する場合は、SNS でできることに加えて

  • SNS より独自性の高いプッシュ通知を配信できる(特定の属性のユーザーのみに送る・新着情報がないときにも送るなど)
  • プッシュ通知をタップすると、すぐに購買ページ・予約ページなどに飛ぶことができる

というメリットがあります。LINE の通知はあくまで LINE を起動するものなので、クーポンなどの広告情報を配信するのであれば十分ですが、その場で製品を購入したり、来場を予約してほしい場合は不十分といえます。

つまり、「プッシュ通知を送りたいから Web サイトだけでなくアプリ化も検討したい」という場合には

  • プッシュ通知に興味を持ったユーザーに何をしてほしいのか
  • 期待した行動につながるような配信を企画・運用できる体制があるか

という部分を詰めていくことが重要です。

プッシュ通知についてはこちらの記事も参考にしてください。

参考;プッシュ通知での失敗を防ぐ!メールと明らかに違う開封率を実現するには気配りが重要

アプリ化に成功した際に得られるのは「SNS ではつくりづらいレベルの優良顧客」

アプリ化を検討している企業様にとって、「顧客のスマホのホーム画面に、自社やサービスのアイコンがある」「SNS ではなく、自社のアプリから定期的に新着情報・おすすめ情報に触れてくれる」という状態はまさに理想的といえるでしょう。

そんなユーザーは、プッシュ通知を見ながら積極的にアクションを起こしてくれる “優良顧客” になります。

「アプリをダウンロードするというハードルをくぐってきたユーザーは、それだけエンゲージ(※)が高い。そのため、利用人数だけで見るとアプリがウェブに負ける場合でも、一人あたりの購入単価やコンバージョンレートは、アプリの方が断然高くなります」

参考:https://markezine.jp/article/detail/24017?p=2
※編集部注:親密さなどの意味。よく使ってくれるか、アクションしてくれるかなどの指標

Web や SNS は “認知” や “Web 集客” に強みを持ちますが、実行動という点ではつながりづらいといえます。ですので、Web で広く認知を広げつつ、アプリで顧客のエンゲージを高めていくという体制は一つの理想形です。
また、アプリ化に成功すると優良顧客の細かい行動データも残るため、「自社の商品やサービスを愛用してくれるのはどんな層なのか」を知ることができ、商品開発や実店舗・Web での施策にもプラスになります。

事業の売上を伸ばす際には「顧客数」「単価」「頻度」のいずれかを高める必要があります。どこから手をつけるか・どこに注力するかは難しい問題ですが、ユーザー数を伸ばしづらいニッチな領域の事業、逆に競合が多くて広告費が高騰している事業などはアプリで “狭く深い” 世界観をつくっていくほうが相性が良いかもしれません。

「Web サイトよりも運用にコストがかかる」というデメリットはあるのか?

「とはいえ、Web サイトとアプリの両方を運用するなんて、とてもできない…」とお思いの方もいらっしゃると思います。アプリ化するデメリットとして「運用が煩雑になる」という点も挙げられますが、果たしてどうなのでしょうか。

集客や販売を目的としてアプリを開発するような事業であれば、基本的にはすでに Web サイトをお持ちだと思います。
EC サイト、ポータルサイト、情報検索サイト、来場予約サイトなどをすでに運用している場合は、アプリの機能としても “Web サイトを読み込む” 場合と、“アプリ独自のコンテンツを読み込む” パターンがあります。

前者のアプリは Web サイトを更新すればそのままアプリにも反映されます。Web をベースに、必要な機能のみを追加するという設計であれば、運用コストはデメリットにはなりません。SNS とさほど変わらない労力で回せるようにすることも可能です。

Web 中心のアプリとネイティブアプリそれぞれのメリット・デメリットはこちらの記事も参考にしてください。

Webサイトに近い「ハイブリッドアプリ(webview)」と、ゼロからつくる「ネイティブアプリ」の違い・メリットとは?

まとめ

  • プッシュ通知が SNS 以上のメリットになるかは「目的と運用次第」
  • 運用に手間がかかるというデメリットは「設計次第」
  • アプリを使い続けてくれるユーザーは、アプリでしか生み出せない優良顧客になってくれるのが最大のポイント

BackApp では、お客様のご相談に乗らせて頂いた際は、まず事業の状況を細かくヒアリングした上で「Web や SNS と比較してアプリを開発するメリットのほうが大きいのか」を考えて提案させていただきます。

アプリを開発すべきか、どのような戦略で企画を立てるべきかお悩みの際は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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